公式サイト
http://www.letour.fr/index.html
étape 9 Toulouse → Bagnères-de-Bigorre【224km】
http://www.letour.fr/2008/TDF/LIVE/fr/900/etape_par_etape.html
ピレネー山脈に突入、山岳ポイントが6つ、
最後の2つが1級というかなり難易度の高いコース。
距離も224kmとかなり長いので、
後半の山岳で大きな差がつきかねないかも。
実況は谷口広明さん、解説は今中大介さん、菊田潤一さん。
放送開始時点では、3人が逃げており107km地点付近を走行中。
大集団とは11分差がついていました。
放送が始まってすぐに第2スプリントポイントが来ましたが、
ジャラベール、クチンスキー、ラングの順で争いも無く通過。
後方では大集団が補給ポイントに到達していました。
4つ目の山岳、4級Col de Buret
ラング、クチンスキー、ジャラベールの順で通過。
また補給ポイントで落車があったのか……
エヴァンスがかなりの怪我を負ったようでしたが、
これが総合争いに影響しないと良いな。
5つ目の山岳、3級Col des Aresも争い無く通過。
ラングが先頭で通過しポイントをがんがん重ねていきます。
大集団ではボチャロフが抜け出しました。
通常では考えられない飛び出しでしたが……
家族が待っていたので、挨拶のためだったようです。
家族と抱き合う姿は良いなぁ。
大集団では3級Col des Aresの山頂前で
ドゥムランが飛び出し4位のポイントを獲得、
さらにフェイーリュが追いつき2人で集団からの
抜け出しを図りましたが失敗しました。
ジャージがぼろぼろになっているエヴァンスが
ドクターカーで治療を受けていますが、
かなり長時間の治療になっていました。
この傷は響きそうだな……。
この後動きが無いまま6つ目の山岳、1級Col de Peyresourdeに突入。
標高1569m 標高差936m 登坂距離13.2km 平均斜度7.1%
登り始めでは10分の差がありましたが、
徐々にタイム差が縮まっていきます。
また、スプリンターたちが遅れ始めました。
逃げ3人の中からはジャラベールが遅れ始めました。
そして大集団ではバルベルデが後方に、
ここで遅れてしまうと大きくタイムを失いかねないのですが、
不調なのか、それとも作戦か?
先頭ではさらにクチンスキーが遅れ、ラングが単騎に。
大集団では一時飛び出していたカルデナスが吸収されていました。
代わりにモンフォールが抜け出し、
そこに山岳賞ジャージのデラフエンテが追走
しかし意外と人数が残っている感じ。
1級Col de Peyresourdeの山頂をラングが先頭で通過。
これでこの日だけで31ポイントを獲得。
最後の山頂も取れれば山岳賞ジャージがかなり近づいてきますよ。
大集団は約5分半の差で通過、50人ぐらい残っているかな。
ここからグイっと下って、最後の山岳1級Col d'Aspinに向かいます。
下りの途中で、デラフエンテ、モンフォールがジャラベールに追いつき、
さらにこの3人にルイスレオン・サンチェスが合流してきました。
しかしラングとのタイム差はまだ5分以上開いています。
1級Col de Peyresourde
標高1489m 標高差790m 距離12.3km 平均斜度6.5%
ラングに続いて2番手でクチンスキーが登坂開始。
2番目の追走となる4人の集団は、登坂に入った途端に遅れはじめました。
シューマッハーの飛び出しから、大集団での動きも加速。
リッコ、ピエポリらがカウンターで飛び出し、
一気に縦長の展開になりました。
オスカル・ペレイロなどがアタックを仕掛けますがなかなか決まらず。
有力選手の中では新人賞ジャージを着た
ロヴクヴィストが遅れ始めたようです。
一方追走していたデラフエンテ、モンフォール、サンチェスは
クチンスキーに合流していました。
デラフエンテが一気に遅れ、大集団まで落ちてきた所で
リッコが凄い勢いで飛び出していきました。
リッコは、前にいたモンフォール、サンチェスを一気に抜き去りました。
モンフォールは何とかリッコについていこうとしましたが、
リッコがあまりにも速すぎてついていけず。
ここで先頭ラングからリッコまで約1分30秒差、
主要選手属するメイン集団は約2分30秒差。
リッコの勢いは止まらない……山頂まで残り1kmの所で
ラングを一気に抜き去り先頭に立ちました。
1級Col de Peyresourdeの山頂をリッコがトップ通過。
ここから26kmは下り基調です。
ラングが何とか粘って2位通過、
3位コール、山岳賞ジャージのデラフエンテは4位通過。
主要選手が属する集団は約30人ほどに絞られていました。
下りに入ってリッコは逃げ続けるべく回しまくり。
2番手のラングに、集団から抜け出してきたニバリが合流。
さらにここに集団が追いつきました。
残り16kmで1分16秒差、下り基調という事を考えると
逃げ切りの成否はぎりぎりな状況。
集団がリッコの逃げ切りを容認するのか?
残り10kmのアーチの手前で、
ペースの上がらない集団からサミュエル・サンチェスと
カザールが抜け出しましたが、
リッコと集団のタイム差は1分30秒、これは逃げきり決まったか。
結局リッコはゴールまで逃げ切りました。
集団から抜け出していたエフィムキンが1分04秒遅れでゴール。
主要選手は1分17秒遅れで集団ゴール。
今日はポイント賞、新人賞のジャージが移動。
総合1位、マイヨ・ジョーヌのキルシェンが
再度ポイント賞ジャージも獲得。
山岳賞はデラフエンテが何とか守りました。
新人賞はアンディ・シュレクが獲得。
J SPROTSのクイズにも当たったよ(このステージ終了時の新人賞は誰?)
・étape 9 成績
1位 5h 39m 28s リカルド・リッコ(SDV)
2位 + 1m 04s ウラディミール・エフィムキン(ALM)
3位 + 1m 17s シリル・デッセル(ALM)
・総合成績
1位 38h 07m 19s キム・キルシェン(THR)
2位 + 6s カデル・エヴァンス(SIL)
3位 + 16s ステファン・シューマッハー(GST)
http://www.letour.fr/2008/TDF/LIVE/fr/900/classement/index.html
(ステージ成績と総合成績、他のポイント賞に関しても
タブをクリックすると見られます)
étape 10 Pau → Hautacam【156km】
http://www.letour.fr/2008/TDF/LIVE/fr/1000/etape_par_etape.html
超級2つ、優勝候補の選手たちの力が試される
休息日前の最大の難関ステージ。
大逃げが決まる可能性もありますので、
両方楽しめるとよいなぁ。
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