大会公式サイト
http://www.tds.ch/tourdesuisse/generated/basic/liveticker.htm
9.Etappe, Altdorf - Bern【25km 個人TT】
コース図は上の公式サイトから
最終日を前にしての最大の勝負所、
山岳個人タイムトライアルがやってきました。
翌日が平坦基調のコースなのでここで勝負が決まります。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん。
放送開始時点では5人が逃げていましたが……
最終日なので総合首位を守りたいリクイガス、
そしてゴールスプリントに持ち込みたいチームらが
タイム差を広げないように集団をコントロール。
2分前後の差のままレースは進んでいきます。
残り30kmを切手から集団はペースアップ。
タイム差を少しずつ詰めていきます。
1つ目のスプリントポイントでは、
逃げ5人の中に入っていたヴァイッスィンガーが先頭で通過。
これでスプリント賞は確定となりました。
山岳ポイントはイグリンスキーとロースリが
同ポイントで並んでいましたが、
こちらはともに大集団にいた為にポイントの移動は無し。
残り8kmの4級山岳に勝負が持ち越されました。
逃げ5人は4級山岳の登坂中に全員が吸収。
これで山岳ポイントの争いが見られる事となりましたが、
イグリンスキーとロースリの直接対決は
イグリンスキーが力の差を見せてトップ通過。
これで山岳賞もイグリンスキーで確定となりました。
イグリンスキーはそのまま単騎で逃げ始めました。
ここにグティエレス、スカルセッリが追いつき
3人で逃げ集団を形成しました。
しかしこの逃げは、ゴールスプリントに持ち込みたい
ランプレの引きで潰されてしまいました。
残り3kmで集団は一団に、このままゴールスプリントに……
と思われた所で、ジルベールが抜け出しました。
絶妙なアタックだったのですが、
カンチェッラーラが単騎で追い上げてきました。
最後はジルベールを諦めさせる鋭い末脚を見せ、
カンチェッラーラが今年のツール・ド・スイス2勝目を飾りました。
上位勢は一団でゴール、昨日の順位のまま確定となりました。
山岳賞はイグリンスキーが逃げ切りました。
スプリント賞のヴァイッスィンガー
ポイント賞はフレイレがリタイアしたため
最終日に優勝したカンチェッラーラが逆転で奪取しました。
・9. Etappe 成績
1位 5h 29m 23s ファビアン・カンチェッラーラ(CSC)
2位 same time フィリップ・ジルベール(FDJ)
3位 + 04s ダニエル・モレーノ(GCE)
・最終総合成績
1位 35h 43m 46s ローマン・クルイジガー(LIQ)
2位 + 48s アンドレアス・クレーデン(AST)
3位 + 1m 55s イゴール・アントン(EUS)
http://www.tds.ch/tourdesuisse/2008/resultate.html
・山岳賞
マキシム・イグリンスキー(AST)
・スプリント賞
レネ・ヴァイッスィンガー(VBG)
・ポイント賞
ファビアン・カンチェッラーラ(CSC)
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