大会公式サイト
http://www.tds.ch/tourdesuisse/generated/basic/liveticker.htm
7.Etappe, Gruyeres - Lyss【170.6km】
コース図は上の公式サイトから
細かい起伏が続くものの、ほぼ平坦基調。
後半は周回コースを2周半回ります。
翌日に山岳タイムトライアルが控えているので総合上位勢はお休みモード、
ゴールスプリントの争いが見られそうです。
実況は谷口広明さん、解説栗村修さん。
放送開始時点では3人が逃げており130Km地点付近を走行中、
大集団とは2分強のタイム差がついていました。
比較的速いペースでタイム差が縮まっているように感じます。
4級山岳Lobsigenを通過、ここはもう1回通過しますが
小高い丘なのでアタックにはうってつけ。
もしアタックが決まるようだとゴールスプリントにはなりませんが
それはそれで面白い展開になりそうです。
先頭の3人がゴール地点を通過し残り1周、
タイム差は1分強ともう逃げ切れる差ではなくなっています。
問題はどこで逃げを吸収するのか。
山岳賞を狙うイグリンスキー属するアスタナは
4級山岳Lobsigenの前で捕まえたいでしょうけど、
早く捕まえすぎると集団の動きが活性化するので
ゴールスプリントを狙うチームにとっては上手くありません。
この辺りでどのチームの戦略がハマるかに注目です。
逃げていた3人は残り18kmで吸収、これは早い。
アスタナにとっては思惑通りでしょうけど、
ゴールスプリントを狙うチームにとってはちょっと辛い展開。
アタックする選手を押さえ込めるか。
ゴール前10kmにある4級山岳Lobsigenの山頂手前で
ホステが集団から抜け出し山岳ポイントを1位通過、
2位イグリンスキー、3位ロースリと通過し
イグリンスキーとロースリの山岳ポイントは並びました。
そして先頭で山頂を通過したホステは
そのまま単騎で逃げに入りました。
さらには大集団からカンチェッラーラがアタック、
独走力のあるカンチェッラーラの逃げは脅威だったのですが、
数人の選手が追いかけるのみで集団は大きな動きを見せませんでした。
ホステにカンチェッラーラとフォーテンが合流。
ホステが遅れた後、キルシェン、チャリンギ、ジルベールが
追いつき5人の逃げ集団となりましたが……
カンチェッラーラが先頭5人から再アタック、
これで単騎逃げに入りました。
他の4人は全員が大集団に戻りましたが、
大集団は先頭交代があまり上手くいかず
差がなかなか縮まっていきません。
10秒前後の差のままラスト3km、
カンチェッラーラはパワフルな走りで踏み続けています。
微妙なタイム差だったのですが……
集団の中でカンチェッラーラのチームメイトが集団を中切れに、
これで集団の追い上げの力を削ぎました。
結局カンチェッラーラはゴールまでの6kmを独走で逃げ切りました。
総合首位のゴールデンジャージはキルシェンが維持、
山岳賞は超級を制しているイグリンスキーが
ロースリと同ポイントながらジャージを獲得。
スプリント賞のヴァイッスィンガー
ポイント賞のフレイレは変わらずでした。
・7. Etappe 成績
1位 5h 29m 23s ファビアン・カンチェッラーラ(CSC)
2位 + 02s エリック・ザベル(MRM)
3位 + 02s ロビー・マキュワン(SIL)
・総合成績
1位 30h 41m 42s キム・キルシェン(THR)
2位 + 27s ローマン・クルイジガー(LIQ)
3位 + 33s イゴール・アントン(EUS)
http://www.tds.ch/tourdesuisse/2008/resultate.html
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