大会公式サイト
http://www.tds.ch/tourdesuisse/generated/basic/liveticker.htm
6.Etappe, Caslano - Verbier【188.1km】
コース図は上の公式サイトから
スタート直後に超級山岳、しばらく平坦が続いた後
最後に1級山岳の山頂ゴール、
メリハリの利いたコース設定になっています。
実況は白戸太朗さん、解説市川雅敏さん。
放送開始時点では11人の選手が逃げ集団を形成し
145km地点を少し過ぎたところを走行中、
大集団とは4分20秒の差がついていました。
最後の頂上ゴールに向けて力を溜める展開。
逃げ11人と大集団とのタイム差は4分30秒前後の差で推移しながら
1級山岳前の登り坂に差し掛かりました。
最初の登りでは11人が一団のまま進んでいきましたが、
緩斜面に入った所でヴィスコンティがアタックを仕掛け
抜け出しに成功しました。
さらにダイグナンがヴィスコンティに合流、
残された9人は引き役が決まらず差を広げられてしまいました。
大集団の方ではカンチェッラーラの引きで
徐々にタイム差が縮まり始めました。
追走の9人からチャリンギ、フランクの2人が抜けだしに成功、
1級山岳の登坂に入るか入らないかという所で逃げ2人と合流しました。
残り10kmでタイム差は追走まで約1分、大集団まで約2分、
最後の1級山岳に勝負がかかってきました。
逃げ4人 ~ 追走7人 ~ 大集団という形で1級山岳Verbierに突入。
標高差600m 登坂距離7.3km 平均斜度8.2% 最大斜度12%
追走集団からはロースリ、イグリンスキーの2人が
山岳ポイントのために飛び出しました。
そして先頭集団ではフランクとダイグナンが抜け出しました。
大集団ではジルベールがアタック、この動きで集団はペースが上がり、
逃げ集団から置いていかれた選手たちを次々と飲み込んでいきます。
この後大集団は次々と逃げていた選手を吸収、
抗っていたフォイクトを吸収すると同時に
昨日落車したフランク・シュレクがアタック。
大きな怪我ではなかった事が分かって良かったです。
この動きで集団は25人前後まで絞られました。
先頭ではフランクがダイグナンを振り切り単騎逃げに。
フランク・シュレクのアタックにデヴォルデルが合流、
あっという間に先頭のフランクまで追いつきます。
しかしここでフランク・シュレクがペースダウン
デヴォルデルは単騎での走行となり、
そのままフランクを抜き去っていきました。
残り3kmを切り、先頭にデヴォルデル、
そして総合上位勢の揃う追走集団という形になりました。
残り2kmを切り、ゴールデンジャージのアントンが千切れそう。
追走集団からはキルシェンがアタック、
これについていけたのはクレーデンとクルージガーのみ、
アンディ・シュレク、イワノフが遅れ始めました。
1級山岳Verbierの山岳ポイントをデヴォルデルが先頭で通過、
しかし追走の3人がすぐ後ろまで迫ってきていました。
そして残り1kmのアーチ手前でデヴォルデルは追走3人に吸収され、
4人でゴールスプリントの勝負となりました。
まず仕掛けたのはキルシェン、
この動きでデヴォルデルが遅れ始めます。
キルシェンは踏み続けてクルージガーを振り切ると、
最後までついてきていたクレーデンにも差を詰めさせず
そのままゴールラインを通過しました。
アントンは29秒遅れでゴール、
総合3位に落ちてしまいました。
総合首位のゴールデンジャージはステージ優勝したキルシェンが獲得、
山岳賞はロースリがイグリンスキーを1ポイント差で抑えジャージを維持、
スプリント賞のヴァイッスィンガー
ポイント賞のフレイレは変わらずでした。
・6. Etappe 成績
1位 5h 29m 23s キム・キルシェン(THR)
2位 same time アンドレアス・クレーデン(AST)
3位 + 06s ローマン・クルイジガー(LIQ)
・総合成績
1位 26h 54m 31s キム・キルシェン(THR)
2位 + 27s ローマン・クルイジガー(LIQ)
3位 + 33s イゴール・アントン(EUS)
http://www.tds.ch/tourdesuisse/2008/resultate.html
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