大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/it/
21°Tappa CESANO MADERNO - MILANO【28.5km 個人TT】
コース図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/planimetria/img/T21_plan.jpg
コース断面図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/altimetria/img/T21_alt.jpg
今年のジロは最終ステージが個人タイムトライアル
最後まで気が抜けないコース設定になっています。
ステージ優勝はもちろんですが、
僅差になっている総合順位争いに大注目です。
実況は白戸太朗さん、解説は永井孝樹さん。
放送開始時点ではマルティンの32分52秒が
トップタイムとなっていました。
TTスペシャリストのデイヴィッド・ミラーは33分27秒。
ちょっとタイムが伸びませんでした。
マリア・チクラミーノのベンナーティが33分09秒でゴール。
なかなかの好タイムでポイント賞獲得に花を添えました。
第1計測・第2計測ともにマルティンと同タイムだったピノッティは、
最後に伸びを見せて32分45秒でゴール、7秒差でトップに立ちました。
この後トップタイムは塗り替えられないまま、
結局ピノッティがステージ優勝となりました。
激しい総合争いが繰り広げられているトップ10が出走。
ゴールタイム後のカッコ内は最終順位です
6分40秒遅れの10位シモーニは、37分47秒でゴール(10位)。
前日までのアタックがダメージになっていたか。
でも36歳とは思えないアグレッシブな走りを見せてくれました。
5分25秒遅れの9位ポッツォヴィーヴォは、35分52秒(9位)。
セッラを助けつつもこの順位、
CSF グループ ナヴィガーレの好調さが窺い知れます。
4分26秒遅れの8位ヴァンデンブロックは、35分28秒(7位)。
新人賞争いではリッコに届きませんでしたが、
ディルーカよりも上位に入れた事は大きな自信になりそう。
4分18秒遅れの7位ディルーカは、36分21秒(8位)。
19°Tappaでのアタックが最後に響いてしまいましたが、
ディフェンディングチャンピオンとして見せ場を作ってくれました。
2分47秒遅れの6位メンショフは、34分14秒(5位)。
ブエルタの覇者も、効果的なアタックが出来ずに後手に回りました。
それでも最終的に5位に入ってくるあたりは流石です。
2分35秒遅れの5位セッラは、35分20秒(6位)。
最終日に順位を落としましたが、ステージ3勝
さらに山岳賞獲得と力を存分にアピールしました。
2分05秒遅れの4位ペリッツォッティは、34分15秒(4位)。
最後まで失速する事無く今大会のダークホース的な存在に、
3位には僅か2秒届きませんでしたが、レースを面白くしてくれました。
2分00秒遅れの3位ブルセギンは、34分18秒(3位)。
ペリッツォッティの猛追を何とか振り切りました。
山岳も上手くこなしましたし、一皮剥けた印象です。
4秒遅れの2位リッコは、35分17秒。
タイムトライアルの分の差をつけておきたかったのですが……
この悔しさがリッコをさらに強くしてくれる事でしょう。
マリア・ローザを着たコンタドールは、33分24秒。
TOP 10ではただ1人の33分台、優勝に相応しい走りを見せ
昨年のツールに続いてのグランツール制覇を成し遂げました。
5位以降の選手は総合タイムが90時間以上、
今年のジロは過酷という言葉に尽きます。
しかしそんな過酷なコースレイアウトの中、
上位勢はとても僅差、最後まで目が離せない好レースとなりました。
前年度のグランツール覇者3人が揃いましたが、
その3人がレースの中心となり盛り上げてくれました。
そしてリッコ、セッラなどの活きの良い選手、
シモーニといったベテラン選手も活躍し見所満載でした。
・21°Tappa 成績
1位 32m 45s マルコ・ピノッティ(THR)
2位 + 7s トニー・マルティン(THR)
3位 + 10s ミハイル・イグナチェフ(TCS)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/classifiche/it/classifica.shtml?t=21&c=
・最終総合成績
1位 89h 56m 49s アルベルト・コンタドール(AST)
2位 +1m 57s リカルド・リッコ(SDV)
3位 +2m 54s マルツィオ・ブルセギン(LAM)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/classifiche/it/classifica.shtml?t=21&c=CLGEN
・ポイント賞(マリア・チクラミーノ)
ダニエーレ・ベンナーティ(LIQ)
・山岳賞(マリア・ヴェルデ)
エマヌエーレ・セッラ(TCS)
・新人賞(マリア・ビアンカ)
リカルド・リッコ(SDV)
・チーム総合
CSF グループ ナヴィガーレ
PR