大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/it/
14°Tappa VERONA - ALPE DI PAMPEAGO/VAL DI FIEMME【195Km】
コース図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/planimetria/img/T14_plan.jpg
コース断面図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/altimetria/img/T14_alt.jpg
山頂ゴール詳細図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/
dettaglio_salita/img/T14_manghen_s1_3D_int.jpg
今年のジロの勝負所、厳しい山岳が続く後半戦が始まります。
まずはドロミーティ山塊、大きなアップダウンがある1級山岳に、
厳しい斜度の登坂が待ち受けている山岳ゴール、
山岳の楽しさ・厳しさを感じられるコースです。
実況はSaschaさん、解説は別府始さん。
放送開始時点では13人が逃げており120km地点付近を走行中、
大集団とは6分50秒の差がついていました。
厳しい山岳が待ち受けているという事で静かにレースが進んでいきます。
逃げ13人と大集団とのタイム差が7分ほどの状態で、
1級山岳Manghenの登りに突入。
標高差1662m 登坂距離23.4km 平均勾配7.1% 最大勾配15%
先頭の13人からはここまで仕事をしていたペレスがまず脱落。
その少し後、セッラが先頭集団から抜け出しました。
セッラのアタックについて行こうという選手はいましたが
結局誰もセッラに追いつく事が出来ず、
セッラが単騎での逃げに入りました。
大集団の方でも、登りが始まってから
多くの選手が集団から脱落し始めていました。
優勝候補の選手は互いに互いをしっかりマーク。
マリア・ローザのヴィスコンティは少し遅れ始めました。
これでマリア・ローザの行方も分からなくなるか。
セッラ強い……セッラに追いつこうと追走している選手もいますが、
タイム差が縮まるどころか広がる一方。
大集団とのタイム差も広がっていっています。
大集団もいつの間にか30人ほどまで削られています。
ヴィスコンティは大集団から1分ほど遅れている模様。
山頂が近いので1級山岳Manghenの登りは何とか乗り切った感じな。
周りにアシストがたくさんいるので、
下りで大集団に追いつける可能性もあります。
先頭のセッラが1級山岳Manghenの頂上を通過。
上着を着用し温かい飲み物を確保して下りへと入っていきます。
2番手のキリエンカとロドリゲスが2分42秒遅れで通過、
その後もバラバラと逃げ集団にいた選手たちが通過。
大集団は10分57秒遅れ、ヴィスコンティは12分43秒遅れで山頂を通過。
後方との差が意外に大きいので、
前のメンバーで優勝争い、後ろのメンバーで総合争いという形になりそう。
下りでは大きな動きは無し、しかしヴィスコンティの集団は
総合上位勢の揃う集団からタイム差を広げられていました。
これはマリア・ローザを守るのは厳しいか。
そして山頂ゴールとなるALPE DI PAMPEAGOに突入。
標高差748m 登坂距離7.7km 平均勾配9.6% 最大勾配16%
坂の後半に10%を超える所が続く厳しい登り坂。
先頭のセッラは時々腰を浮かせて登っていきます。
残り4kmの地点で2番手との差は2分53秒、
トラブルが無ければこのままステージ優勝は決まりか。
上位勢が揃う集団には、主力は揃っています。
翌日も厳しいステージなので今日は仕掛けは無く
このまま進行して行きそうな感じ。
洗面器に張った水に顔をつけての我慢比べというような状況かも。
結局セッラは山2つ分、50km近くを1人で逃げ切り、
7°Tappaでの借りを十二分に返す完璧なステージ優勝を飾りました。
総合争いの集団ではボシージョが遅れ始めました。
これで3位以下の選手にもチャンスが出来てたか。
そしてペリッツォッティが仕掛け、
これでクレーデンが遅れ、さらにコンタドールも遅れ始めました。
アスタナのダブルエースが相次いで脱落。
これで総合争いはさらに複雑になりそうです。
いつの間にか先頭にいたメンショフが
テンポを落とさず集団から抜け出し始めました。
ここでディルーカが集団から落ち始めました、耐え切れるか?
キリエンカが4分37秒遅れで2位、ロドリゲスが5分30秒遅れで3位ゴール、
このタイム差を見てもセッラの強さが感じられます。
残り1kmのアーチでリッコが遅れ始めたのですが、
踏ん張って前の3人にに追いつきました。
粘り強いぞ、リッコ。
上位勢の中では飛び出していたメンショフが8分48秒遅れでゴール、
続いてはペリッツォッティとリッコが8分57秒遅れでゴール。
リッコはメンショフに対するリードを守った。
シモーニ、ヴァンデンブロックは9分01秒遅れ、
致命的な差にはなりませんでした。
ダークホースはブルセギン、9分04秒遅れと予想外の大健闘。
この調子で山岳を越えられればひょっとするかも。
ディルーカが9分14秒遅れ、ピエポリが9分27秒遅れ、
コンタドールは9分33秒、クレーデンは9分57秒遅れと
総合上位を争う選手に関してはこんな感じ。
一気に順位がシャッフルされました。
ヴィスコンティはアシストたちに引かれていたのですが……
18分02秒遅れでゴール、これで総合10位まで一気に落ちてしまいました。
そして映っていなかったボシージョは10分37秒遅れだったようで、
ボシージョが5秒差でコンタドールを抑えマリア・ローザを獲得しました。
3位は28秒遅れでブルセギン、ここまでが1分差。
4位リッコ、5位ディルーカ、6位クレーデン、
7位メンショフまでが1分30秒差以内。
11位まで2分差以内、山岳初日にして一気に順位が入れ替わりました。
これだから山岳ステージは面白い……でも怖い。
4賞のジャージはヴィスコンティの脱落で。
マリア・ローザは上でも書いた通りボシージョが獲得
マリア・ビアンカはリッコが獲得しました。
山岳賞マリア・ヴェルデはステージ優勝しつつポイントを重ねたセッラ、
ポイント賞マリア・チクラミーノはベンナーティのままです。
・14°Tappa 成績
1位 5h 37m 14s エマヌエーレ・セッラ(CSF)
2位 + 4m 38s ヴァシリ・キリエンカ(TCS)
3位 + 5m 06s ホアキン・ロドリゲス(GCE)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/classifiche/it/classifica.shtml?t=14&c=
・総合成績
1位 63h 10m 47s ガブリエーレ・ボシージョ(LPR)
2位 + 5s アルベルト・コンタドール(AST)
3位 + 28s マルツィオ・ブルセギン(LAM)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/classifiche/it/classifica.shtml?t=14&c=CLGEN
1級・1級・2級・1級・2級・山頂ゴールと
6つの大きな登りが待ち受ける今年のジロ随一の山場。
今日の走りを見ていると、また大きなタイム差がつきそう……
ステージ優勝の行方、総合上位勢の動きと見所満載です。
15°Tappa ARABBA - PASSO FEDAIA/MARMOLADA【153Km】
コース図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/planimetria/img/T15_plan.jpg
コース断面図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/altimetria/img/T15_alt.jpg
山頂ゴール詳細図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/
dettaglio_salita/img/T15_falzarego_s5_3D_int.jpg
PR