大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/it/
10°Tappa PESARO - URBINO【39.4Km 個人TT】
コース図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/planimetria/img/T10_plan.jpg
コース断面図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/altimetria/img/T10_alt.jpg
距離はそこそこですが、中盤以降に登りが続くという
持久力を問われるコース設定。
さらに最後にも登り & 石畳という厳しいコースになっており、
TTスペシャリスト以外にもチャンスがありそうなコースです。
実況は白戸太朗さん、解説は永井孝樹さん、別府始さん。
放送開始時点ではトニー・マルティンが58分54秒という
トップタイムを出していました。
39.4kmで約1時間の走行時間という事から、
中盤以降の登りのきつさが想像できます。
TTスペシャリストのミラーが1分04秒53秒と
マルティンから5分59秒遅れでゴール。
このコース設定は平地系TTスペシャリストには厳しいようです。
出走順序は総合成績順なのですが、
残り20人ほどの所で雨粒が目立つようになってきました。
これは終盤の選手にとってはハンデになってしまう可能性がありますよ。
このコース設定だと平地区間しか走っていない
第1中間計測地点はあまり意味をなさないですね。
マルティンの記録を抜いたのはグセフ、
8秒上回る58分46秒でゴールしました。
この後総合上位の力を持つ選手が好タイムを出していきます。
まずはピノッティがグセフを1分29秒上回る、57分17秒でゴール。
平均時速も41km/hを超えてきました。
さらにヴァンデンブロック、メンショフ、
ライプハイマー、シモーニが57分台を出してきました。
シモーニはTTがそれほど得意ではないと思われていましたが、
この時点ではピノッティから26秒遅れの57分43秒、
これは他の選手に大きなアピールとなる好タイムですよ。
そして57分の壁をぶち破ってきたのがブルセギン、
ピノッティのタイムを36秒上回る56分41秒でゴール。
後半の登りで一気にタイムを稼いできたようです。
第3計測地点ではブルセギンと同タイムだったクレーデンは
57分01秒と20秒遅れでゴール、
第2計測ではブルセギンを8秒上回っていたので、
後半にブルセギンよりもペースが落ちたという感じ。
それでも暫定2位の好タイムではあります。
サヴォルデッリが最後の石畳の登坂中にチェーンが脱落。
これで15秒ほどロスしてしまったかな……運がない。
結局サヴォルデッリは57分25秒でゴールとなりました。
この後、第3計測地点でトップタイムをたたき出したのがコンタドール、
ブルセギンを10秒上回りゴールタイムに期待がかかりましたが……
ゴール地点でも雨が降り始めたため
最後の石畳でペースが上がらず8秒遅れの56分49秒でゴール。
これは天がブルセギンに味方した形に。
でもコンタドールも左腕の亀裂骨折を感じさせない見事な走り。
総合優勝に向けて調子は上っている感じです。
マリア・ローザ争いをしているヴィスコンティとルスですが、
ヴィスコンティが2分前にスタートしたルスを抜き去り
マリア・ローザを確実な物としました。
ヴィスコンティはなかなかのタイムで走ってきている感じ。
総合5位のセッラは59分58秒でゴール、
山岳賞を狙う選手なので、総合でタイムを失うのは仕方ないかな。
総合4位のディルーカは58分52秒でゴール、
リッコにも1秒逆転され総合10位まで落ちてしまいました。
総合3位のボシージョは57分43秒でゴール、
これは3位を堅実に守る好タイム、ダークホースとなる可能性もありますよ。
総合2位のルスは1時間00分43秒でゴール、
2位は守りましたが、ヴィスコンティにも抜かれ
マリア・ローザは大きく遠のいてしまいました。
総合1位のヴィスコンティは57分46秒でゴール、
ステージ優勝となったブルセギンから1分05秒遅れは許容範囲内。
マリア・ローザがより力を与えたかのような走りでした。
上位3名の中では、2位のルスがタイムを約3分失いましたが
順位は変わりませんでした。
そしてその下、総合4位は6分59秒遅れでコンタドール、
5位に7分52秒遅れでステージ優勝のブルセギン、
6位に7分54秒遅れでクレーデンと、
優勝を狙う選手が顔を出してきました。
4賞のジャージは変わらず
マリア・ローザ & マリア・ビアンカはヴィスコンティ、
山岳賞マリア・ヴェルデのセッラ、
ポイント賞マリア・チクラミーノはベンナーティです。
・10°Tappa 成績
1位 56m 41s マルツィオ・ブルセギン(LIQ)
2位 + 8s アルベルト・コンタドール(AST)
3位 + 20s アンドレアス・クレーデン(AST)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/classifiche/it/classifica.shtml?t=10&c=
・総合成績
1位 43h 12m 02s ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(QSI)
2位 + 3m 31s マティアス・ルス(GST)
3位 + 5m 53s ガブリエーレ・ボシージョ(LPR)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/classifiche/it/classifica.shtml?t=10&c=CLGEN
サンマリノ共和国を通る山岳ステージ。
2級・1級・2級・3級と間断なく起伏が続きますから
集団から脱落するとなかなか戻れないコースかな。
総合争いでは大きなタイム差が付く可能性もあります。
11°Tappa URBANIA - CESENA【199Km】
コース図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/planimetria/img/T11_plan.jpg
コース断面図
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/altimetria/img/T11_alt.jpg
PR