この「ソムリエール」が「ソムリエ」と大きく異なっている点は
主人公の樹カナの社会的経験が少ないところ。
だからこそ無駄に首を深く突っ込んでしまい、
周りに助けられながら成長していく姿が描けているのですが。
今回も様々なワインが登場しましたが、
それらの持つドラマを見ているだけでもとても為になります。
ワインに限らず作り手の誇りが刻まれた製造物には
至高のドラマが付随するんですよね。
ソムリエールの話を見ていると、ワインの歴史の深さ
そして文化の多様さを感じる事が出来ますよ。
お話自体は水戸黄門よろしくお決まりパターンがほとんど、
でもその単純さは多くの人に読まれる事に繋がっているのかも。
1話読みきりの形式だと、いつでも読み始められますしね。
集英社
松井 勝法(イラスト)
発売日:2008-05-19
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