橋口たかしさんによる医療を題材にした漫画。
こういうマンガが少年漫画雑誌に載る事に
大きな意義があると思っていますが、
中身は少年向けとは思えないほど本格派。
取材もしっかりしているんだろうなと感じる作品でした。
登場人物の1人が医師を目指すきっかけとなったのが
目の前の患者を救う事によって多くの人の未来が開けるという事。
これを「無限の樹形図」と表現し、医師という人の命を扱う職の魅力や
人を命を救う事の大切さを分かりやすく描いているのが好印象。
東京大学教授の岩中督さんが監修しているとの事。
僕は医者の勉強などはしていませんから
医療的な知識の正誤については分かりませんが
これは作品を作る側には強い味方になっています。
そもそもこういう作品は啓蒙が目的のフィクションなのですから、
細かい突っ込みを入れるのは無粋だと思いますけどね
こういった作品を若い子たちには読んでもらいたいな。
小学館
橋口 たかし(著)入江 謙三(著)
発売日:2008-04-18
おすすめ度:
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