いつもはドタバタでやかましい位のホスト部の面々ですが、
ハルヒをめぐっての馨・光の争い。
そして同時進行で起こっていたヒロイン環の修学旅行ボイコット&
鏡夜による環の母親探しと、今回は全編に渡ってシリアスな雰囲気です。
でもそれぞれのキャラが良い動きを見せているので、
かなり重い話が展開されているのにそれほど気にならないのですよ。
そして今回のクライマックスは環とハルヒのあのシーンですよ。
環だけでなくハルヒの方にも心変わりが始まっているのかも。
これを描きたかったという情熱が伝わってくる力作でした。
それぞれが自分の進むべき道を見つけ始めており、
物語が佳境に入ってきたという感じを受けました。
この楽しい世界をもっと楽しんでいたいのにな。
白泉社
葉鳥 ビスコ(著)
発売日:2008-04-05
おすすめ度:
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