étape 6 Sisteron - Cannes 【206km】
コースレイアウト
http://www.letour.fr/2008/PNC/COURSE/fr/600/etape_par_etape.html
自転車ロードレースでは最終日はタイム差をつけにくいので
このステージが実質的な最終ステージになる可能性もある大事なステージ。
2級山岳×2、3級山岳×3、そして2級山岳×2と
勝負を決めるステージに相応しい厳しいコース設定です。
実況は白戸太朗さん、解説は小林徹夫さん。
放送開始時点では130km地点付近を走行中。
7人が逃げ集団を形成しており、大集団とは約5分の差がついていました。
大集団が徐々にタイム差を詰めていく、平地コースのような展開。
しかし6つ目の山岳である2級山岳Col de Bourigailleの登りで
ステーグマンとイスタが脱落し逃げ集団は5人に。
ステーグマンは戦略的な撤退という可能性も。
マイヨ・ジョーヌのヘーシンクがパンク。
集団に追いつくために脚を使わされてしまいました。
これが終盤に影響が出ないと良いのですが。
この後、残り40km付近から大集団がペースアップし
逃げ5人とのタイム差がどんどんと縮まっていきます。
そして最後の2級山岳Col du Tanneronに突入。
登坂距離5.8km 平均斜度5.3%とそれほど厳しくは無いこの坂で
逃げ5人の中からセレンセンがアタック。
大集団でもアタックが始まり、ようやくレースが動き始めました。
逃げ集団ではジュリックとスプリックの2人が
セレンセンの代わりに先頭に立ちそのまま3人を置いていきました。
大集団ではかわるがわる選手がアタックを仕掛けていましたが
抜け出すまでには至らず。
しかしこれらの仕掛けで集団は少しずつ絞られていきました。
逃げている2人は最後の山頂を越えて下りに突入。
しかしテクニカルな下りコースだった為にスプリックがコースアウト。
これでジュリックが単騎逃げの形となりました。
力量と度胸の差が出やすいのがテクニカルな下り坂。
大集団ではマイヨ・ジョーヌを着たヘーシンクが
集団から徐々に離されて行ってしまいました。
若いヘーシンクの経験の無さがここで影響してしまった形か。
対する総合2位のレベッリン、3位のノチェンティーニは
ヘーシンクにタイム差をつける絶好のチャンスとばかりに
快調に下り坂を下って行きました。
下りを終えて残り10km地点、ここで2番手集団がジュリックを吸収。
総合上位のレベッリン、ノチェンティーニもこの集団にいますが、
この時点でヘーシンクを逆転していました。
先頭は6人の集団のままゴールへ向かっていきます。
対するヘーシンクはロテレリーとともに前を追っていますが、
引く人数が6人対2人だった為、差が詰まるどころか開いてしまいます。
ヘーシンクにとっては展開に恵まれない形となり、
マイヨ・ジョーヌの喪失が確定的になってしまいました。
先頭は残り1kmのアーチを超えた後に、サンチェスがアタックを敢行。
レベッリンとノチェンティーニは、総合優勝を争うライバルという事で
互いが互いをマークしあっている状態。
抜け出した4人の中から、さらにシャヴァネルがアタック。
この動きに対して他の3人は先頭に立つのをためらってしまい
そのまま距離を開けられてしまいます。
シャヴァネルの仕掛けが見事にハマった形となり
腕を高く掲げながらゴールラインを通過しました。
ヘーシンクはシャヴァネルから1分29秒遅れでゴール。
ラストステージを前にマイヨ・ジョーヌを失ってしまいました。
最終日を前にマイヨ・ジョーヌがレベッリンに移動。
しかし2位のノチェンティーニまで3秒差と
まだ優勝の行方は分かりません。
ポイント賞のハスホフト、山岳賞のロテレリーは変わらず。
ヘーシンクは新人賞ジャージは確保したものの総合では51秒遅れ、
優勝は厳しくなってしまいました。
・étape 6 個人成績
1位 4h 32m 56s シルヴァン・シャヴァネル(COF)
2位 + 4s ルイスレオン・サンチェス(CSE)
3位 + 4s ボビー・ジュリック(CSC)
・étape 6 終了時 総合成績
1位 26h 11m 31s ダヴィデ・レベッリン(GST)
2位 + 3s リナルド・ノチェンティーニ(ALM)
3位 + 48s ヤロスラフ・ポポヴィッチ(SIL)
http://www.letour.fr/2008/PNC/LIVE/fr/600/classement/index.html
étape 7 Nice - Nice 【119km】
コースレイアウト
http://www.letour.fr/2008/PNC/COURSE/fr/700/etape_par_etape.html
PR