étape 5 Althen-des-Paluds - Sisteron 【172.5km】
コースレイアウト
http://www.letour.fr/2008/PNC/COURSE/fr/500/etape_par_etape.html
前半に山岳が集中しているものの、後半は起伏が少ないので
スプリンターが残っていればスプリント対決になりそうですが……
大逃げも決まりそうな感じもする面白いレイアウトです。
実況は永田実さん、解説は栗村修さん。
放送開始時点では105km地点付近を走行中。
17人が逃げ集団を形成しており、
集団とは約2分のタイム差がついていました。
逃げ集団は人数が多いだけでなく、バレード、モンフォール、モローなど
実力者も何人か入っているので、強力な逃げ集団となっています。
逃げ集団が強力だった上に、ラボバンク以外のチームが
先頭を引かなかったのでタイム差はじりじりと広がっていきます。
しかし逃げ集団のクレメントが落車でリタイヤした為、
ブイグテレコムの選手が大集団を引き始めました。
残り30km地点でタイム差は3分超。
10km1分の平均的な追撃ペースを考えると、
かなり厳しいタイム差がついてしまっています。
残り20km手前、逃げ集団の中からボチャロフがアタックを敢行。
これで逃げ集団の結束が乱れ一気に活性化し始めました。
そしてゴール地点の周回コースへ突入。
残り1周となるゴール地点では逃げ集団と大集団との差は2分24秒。
先頭が残り17kmを切っているので、追いつくのは難しくなってきました。
これは逃げ集団してやったりという感じ。
逃げ集団では5人が抜け出していましたが、
クローン、ローラン、モーリ、バレード、モローと
実力派が揃っていた上に、綺麗にローテーションしてペースアップ。
置いていかれたグループは対照的にペースが上がらず
一気に突き放されてしまいました。
これが多人数逃げの難しさ、状況が変わった瞬間に
それぞれ選手の働きも刻々と変わる面白い展開です。
逃げ5人は最後の3級山岳を越えてラスト10kmに突入。
残り10kmの看板を合図にバレードがペースアップ、
一度は追いつかれたもののバレードは再びアタックを敢行。
抜け出したバレードに対し、残りの4人には牽制が入ってしまい
バレードが単騎逃げに入りました。
この後も4人は上手くローテーションが回らず、
バレードとのタイム差は縮まっていきません。
結局バレードは9kmほど単騎逃げを成功させステージ優勝を獲得。
絶妙なタイミングでの仕掛けと、力強さを感じさせる
完璧な走りを見せてくれました。
マイヨ・ジョーヌと新人賞はヘーシンク、
ポイント賞はハスホフト、山岳賞はロテレリーと
各賞トップは変化無しでした。
・étape 5 個人成績
1位 4h 32m 56s カルロス・バレード(QSI)
2位 + 4s カールステン・クローン(CSC)
3位 + 4s マヌエーレ・モーリ(SDV)
・étape 5 終了時 総合成績
1位 21h 10m 28s ロベルト・ヘーシンク(RAB)
2位 + 32s ダヴィデ・レベッリン(GST)
3位 + 35s リナルド・ノチェンティーニ(ALM)
http://www.letour.fr/2008/PNC/LIVE/fr/500/classement/index.html
étape 6 Sisteron - Cannes 【206km】
コースレイアウト
http://www.letour.fr/2008/PNC/COURSE/fr/600/etape_par_etape.html
PR