étape 3 Fleurie - Saint-Etienne【165.5km】
コースレイアウト
http://www.letour.fr/2008/PNC/COURSE/fr/300/etape_par_etape.html
前半は3級山岳1つとなだらかですが、
中間点を越えてからは2級・2級・3級と登った後に
今年初めての1級山岳が待ち構えている山岳ステージ。
しかし最後の頂上からゴールまで18km下っているので、
大きな差はつかない可能性もあります。
実況は永田実さん、解説は栗村修さん。
「太陽のレース」と呼ばれているパリ~ニースですが、
ようやく太陽が顔を出してくれました。
でも、まだ路面が湿っているところも多く
落車の心配をしなければならない状況です。
放送開始時点では、カールストローム、マックギー、ロテレリーの
3人が逃げ集団を形成しており、残り65kmを切った所を走行中。
大集団とは7分強の差がついていました。
最後の山岳を勝負のポイントとしている大集団は、
計算して逃げ3人を追っている感じがします。
逃げ3人の中ではロテレリーが元気。
全ての山岳ポイントでトップ通過を続けていました。
さらには第4山岳の3級山岳で仕掛けを見せていたのですが
抜け出すまでには至りませんでした。
大集団の方では、同じく第4山岳の3級山岳の下りで
モローが集団から抜け出した事によってペースアップ。
後方では落車が発生、優勝候補の1人シューマッハーが巻き込まれました。
エヴァンス、シューマッハーと有力選手が次々と
落車に巻き込まれており、レースの行方はさらに混沌としそうです。
飛び出していたモローに何人か合流し追走集団が形成されました。
ここにハスホフトが……今日でマイヨ・ジョーヌは最後だからなのか、
凄いアピールを見せてくれています。
これぞプロって感じ。
そして最後に待ち構える1級山岳クロワ・ド・ショブレの登りに突入。
全長10.1km 平均勾配6.5%となかなか厳しい登り坂です。
この登りの最中にモローの率いていた追走集団は大集団に吸収。
逃げ集団では残り25km手前でマックギーが脱落しました。
大集団からはクルージガーが飛び出し、
さらにシャヴァネルなども追走を開始。
対してエヴァンスは遅れ始めてしまいました。
落車の影響が大きいのかな……残念だ。
厳しい坂で大集団も徐々に人数が減っていましたが、
エースクラスの多くはしっかりと集団に残っていました。
ついに勝負所が本格的に始まりました。
逃げていた2人は貯金を減らしながらも必死に登坂。
その甲斐あってか1分以上のタイム差をつけたまま
山頂が見える所までやってきました。
追走はクルージガー、クネゴ、シャヴァネルの3人が約1分半の遅れ、
大集団はさらに約30秒後方を走行中。
ラスト18kmは下り基調なので、2分差は詰めるのは難しい状況。
優勝争いは逃げ2人+追走3人に絞られたか。
1級山岳クロワ・ド・ショブレの山頂はロテレリーが獲得。
これで山岳ポイントでトップに躍り出ました。
追走の3人とは1分40秒ほど差がついており
逃げ2人の逃げ切りも現実味が出てきました。
逃げ2人は先頭交代を繰り返して必死に逃げていましたが、
追走の3人は大集団に飲み込まれました。
残り10kmの時点でタイム差は1分強。
追走集団は15人前後まで減っており、
テクニカルなコースに移りつつある為、
集団は力を発揮しきれない状態。
逃げ2人にとっては金星が近づいてきました。
残り5kmでも1分以上の差がついており逃げ切りがほぼ成功。
そのままゴール前まで進み2人での駆け引きが始まりました。
ここまで頑張って引いてきたロテレリーでしたが、
スプリントではカールストロームには歯が立たず……
カールストロームが上手いレース運びで優勝を勝ち取りました。
追走集団は43秒遅れでゴール。
この集団に入っていたシャヴァネルがマイヨ・ジョーヌを獲得。
ポイント賞はハスホフトで変わらず、
山岳賞はロテレリー、新人賞はルイスレオン・サンチェスとなりました。
・étape 3 個人成績
1位 4h 39m 14s キェール・カールストローム(LIQ)
2位 same time クレメント・ロテレリー(SKS)
3位 + 43s ピエール・ローラン(C.A)
・étape 3 終了時 総合成績
1位 12h 37m 01s シルヴァン・シャヴァネル(COF)
2位 + 3s ルイスレオン・サンチェス(GCE)
3位 + 8s ゴルカ・ベルドゥーゴ(EUS)
http://www.letour.fr/2008/PNC/LIVE/fr/300/classement/index.html
étape 4 Montelimar - Station du Mont Serein Mont Ventoux 【176km】
コースレイアウト
http://www.letour.fr/2008/PNC/COURSE/fr/400/etape_par_etape.html
拍手コメントで昨日アップしたアイシー感想に対して
こんなコメントが入っていました。
>スナップに少しの狂いも許されないなら、
>余計に他人任せにしちゃダメでしょ。論理破綻してますよ。
他の人がスナップをしたら100%失敗すると書いたのであれば
この論理は成り立つでしょう。
でもそんな事は書いていないのだけどな。
栗田君をスナップの後に峨王とぶつからせる事と
他の人にスナップをさせる事とで
どちらが良いかなんて比べられないのですよね。
栗田君がスナップをして峨王にやられたら結果的には悪い選択だし、
十文字君のスナップでミスしたとしてもそれも結果的には悪い選択。
結果論でしか語れないのです。
だからこそ、栗田君の意気を尊重し
なおかつ選手の気持ちが高まる今回のように
十文字君がスナップ、峨王と栗田君のサシの勝負を
選択したとも考えられたのですが、
わざわざここまで書いたら無粋かなと思って
省略したのが拙かったですかね。
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