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筒井康隆氏による七瀬三部作の1作目に当たる「家族八景」が 漫画化されて単行本発売されました。 (小説版七瀬三部作の簡単な紹介エントリ) 精神感応能力、いわゆるテレパスを持つ火田七瀬が 家政婦として様々な家庭で働く物語。 タイトルが示すとおり、8つの家族を描いています。 どこの家族も表面上は問題は仲が良いように見えるのですが、 七瀬がテレパスで心の中を覗いてみると 表情からは読み取る事が出来ない様々な感情を受け取る事に。
テレパスはあまりマンガ向きな題材ではないと思われましたが、 清原なつのさんの「さすがベテラン」と思わせる処理の上手さで 読み易さを損なわないまま面白さのエッセンスを濃縮しています。
七瀬三部作の魅力を新たなファンに知ってもらえる質の高い作品集。 この作品を読んで、七瀬の世界に飛び込んでみてはいかがでしょう?