・ステージ 4(131.5km)
この日は逃げ集団にボーネンが、大集団にナポリターノが入るという
スプリンターの位置取りが分かれた面白い展開に。
残り20kmで2分弱の差と逃げ集団が良いタイム差を保っていました。
結局逃げ集団は大集団の追い上げを許さずゴールスプリントへ突入。
あわや落車というような激しい位置取り争いが繰り広げられての
ゴールスプリントは、ボーネンを差したロッドが先頭でゴール。
ボーネンの連勝を力勝負で止めたロッド、
最後のスプリントの爆発力は凄まじかったです。
ボーネンはこの日は2位だった物の、マイヨ・ドールは守りました。
・ステージ 5(170.0km)
最初の1時間で平均時速が56km/h……
シーズンインしたばかりとは思えないぐらいのハイペースです。
この日は残り11km地点付近でアタックがありましたが成功せず
大きな動きが無いままゴールスプリントに突入。
しかしゴールスプリントの位置取り争いの中で
先頭に出ようとしたバクステッドと
先頭を引いていてお役目御免となったウェイラントが衝突。
バクステッドはこの衝突で落車し鎖骨を骨折してしまいました。
このアクシデントで先頭は4人となってしまいましたが、
4人でのゴールスプリントを制したのはナポリターノ。
ボーネンとロッドの2人を抑えて逃げ切りました。
・ステージ 6(100.0km)
強風でコースが20km短縮された最終ステージ。
地元ドーハ・チームのエスマエイリが逃げ、
追走2人、そして大集団という展開。
強風の影響があったか、エスマエイリはペースダウン。
追走2人に追いつかれ、その後置いていかれてしまいました。
先頭に出た2人も集団に追いつかれてしまい、
何人かのアタックも見られましたがそれらも実らず、
この日もゴールスプリントの争いとなりました。
ゴール前ではこの日もクイックステップが支配、
アシストの助けを受けたボーネンがギリギリですが勝利
これで今年3勝目、そして総合優勝も確定させました。
総合2位はボーネンのチームメイトのドゥヨンフ、
3位には新人賞もとったヴァンアーベルマート、
今年の活躍に期待したい選手が現れました。
今年初めてのレースでしたが、選手たちの仕上がりが良く
シーズン初戦とは思えないハイレベルなレースが見られました。
これからのレースにも期待できそう。
・総合成績
1位 15h 27m 44s トム・ボーネン(QST)
2位 + 27s スティーヴン・ドゥヨンフ(QST)
3位 + 40s グレッグ・ヴァンアーベルマート(SIL)
・ポイント賞
トム・ボーネン(QST)
・新人賞
グレッグ・ヴァンアーベルマート(SIL)
・チーム総合
クイックステップ
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