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ある日目覚めると、自分以外の人間が全て眠ったままになっていた…… ある「行為」で目覚めさせた女性達とともに、 事態の解決に向けて動き出す……というのがこの作品のあらすじ。
SF要素とサスペンスが強めなこの作品。 1人1人の女性達のエピソードを繋いだ形にしながらも、 物語をうまく進めていくという面白い形態で、 陽気婢さんの構成能力とストーリーテリング能力が 存分に発揮されている作品となりました。
特に最後のオチの付け方が秀逸。 この作品の肝である「眠り」と「夢」というキーワードが巧みに使われ、 良くあるタイプのエピローグなのにも関わらず 読者の思考を混乱させる印象深い物語となっています。