福島大野病院で産婦さんを死なせてしまった医師が
逮捕されてから今日で丸2年……
医療に関わる人たちを中心に、この事例についての問題提起が
なされているのですが、何故この事例が問題なのでしょうか?
最近は、医療行為を魔法とでも思っている人が多くなっています。
つまりゲームのように100%治すことが出来る行為だと思っており、
失敗する事がありえないという認識の人が増えているのです。
この認識から、産婦を死なせてしまった医師を責め、
あまつさえ逮捕してしまったのが福島大野病院での事例です。
この医師の逮捕によって、医師側は医療行為を行う事に対して
怯えが出てしまってきています。
最善を尽くしても失敗すれば逮捕……
本来医療は不確実な物であるのに、死(やそれに準じる状態)=ミス、
と捉えられるのでは、医療行為をする事自体が
大きなリスクを持つ物となってしまいます。
最近起きている救急患者の受け入れ拒否問題も、
元を質せばこの事件がきっかけになっているとも言えます。
状態もはっきり分からないような患者を受け入れた際、
きちんと処置が出来なかったら逮捕となってしまうのでは
受け入れたいと思う方が異常でしょう。
医師が医療行為を放棄してしまったら困るのは私達です。
逮捕された医師がはっきり無罪である事を示さないと、
これから先、日本が医療後進国になってしまうのは間違いないです。
だからこそ多くの人に深く考えて欲しいですね。
僕は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医の無罪を信じております
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