偶然にも日米で同じ日にドーピングがらみのニュースが出ていました。
日本は相撲界、アメリカはMLBでのお話です。
ドーピングNO!違反者は賜杯はく奪も
クレメンス コーチと対決 薬物否定
ドーピング自体が一般的には悪い事と思われているでしょうけど、
昔と今ではドーピングの定義がかなり異なってきており、
ドーピングに引っかかった選手が真っ黒とはいえない状況もあります。
昨シーズンJリーグで起きた川崎Fの我那覇選手の問題はまさにそれです。
我那覇、静脈注射で試合出場自粛
違反は違反なのですが、風邪を引いた時の治療行為の一種が
ドーピングとして認められてしまうとなると、問題は複雑化します。
にんにく駐車は一般的ではないかもしれませんが、
市販の風邪薬の中にもドーピングで禁じられた薬物が
混じっている事もあるので、そのような薬も飲めなくなります。
ただでさえ脂肪が少なく体調管理が難しいスポーツ選手が、
薬に頼る事も出来ないとなるとパフォーマンスが落ちてしまいかねず、
プロ選手の本分が良いプレイを見せるという点であると考えると
本末転倒な結果になりかねない事もあります。
アンチドーピングの流れは競技の公平性を保つ為に必須なのですが、
その締め付けが強くなりすぎるとまた違った弊害も出てきてしまいます。
複雑になりすぎてしまうと選手たちが完全に把握する事が出来ない
という問題点も生まれてしまいます。
調べれば調べるほど悩ましさが増すドーピング問題……
今年はオリンピックイヤーですが、
オリンピックの場では不慮の違反が起きない事を願います。
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