放送 NHK-BS1
実況・曽根優さん、解説・河口正史さん。
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
NYG
|
3
|
0
|
0
|
14
|
17
|
NE
|
0
|
7
|
0
|
7
|
14
|
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=POST21&game_id=29526
WEEK 17のリマッチとなった第42回スーパーボウル。
NYGは第5シードからアウェー3連勝でスーパー進出。
プレーオフでは最も勢いがあるチームでしたが、
中でもQBイーライが急成長を見せています。
NEはプレッシャーのかかる中、無敗の18連勝でスーパー進出。
ここ数試合は精彩を欠きながらも、
試合巧者振りを発揮して史上2チーム目の全勝優勝を目指します。
互いに辛抱を続ける厳しい展開のゲームでしたが、
終盤に歴史に残るようなドラマが待ち受けていました。
NYGは残り2分半からのドライブをTDに繋げ逆転勝利、
栄冠を掴み取りましたが、攻守ラインの質の高さが
最後に小さな差として生まれ勝利を呼び込んだ感じでした。
QBマニングのパス成功率はそれほど高くなかったものの、
要所でビッグプレイを生み出し勝負強さを発揮。
そして何と言ってもラストドライブでのTEタイリーのスーパーキャッチ、
あのプレイの成否が鍵となりました。
ディフェンスではラインの動きが素晴らしく、
さらにLB陣のディスガイズなどフロント7が完璧に近い働き。
やや弱いと言われていたDB陣の負担を軽減する事に成功しました。
ポイントとなったのは後半最初のドライブ、
反則によってNEの攻撃が継続となったにもかかわらず
FG圏内目前で踏みとどまり失点を許さなかったこと。
これが無ければ違った展開になっていたかもしれません。
完璧な試合運びで僅かな可能性を手繰り寄せたNYG、
王者となるに相応しいチームでした。
NEは試合をきちんと終える事ができず、全勝優勝という偉業は幻となりました。
この日はオフェンスラインがボロボロにされてしまった上に、
QBブレイディも足首の怪我の影響からか動きが悪い状態。
オフェンスはかなりの手詰まり状態となっていました。
終盤に何とか逆転まで持っていったのは良かったのですが、
それまでのチャンスを生かせなさ過ぎでした。
ディフェンスはランは封じていたのですが、
WEEK 17同様、パスにやられてしまいました。
ライン陣がプレッシャーをかけられず、
DB陣に負担がかかる展開は一番やってはいけない展開。
その展開に持ち込まれた時点で戦術面では負けていました。
18勝1敗……数字だけを見れば素晴らしい数字ですが、
負けた1つが最後の試合だった事が最大の問題。
来季はこの屈辱をばねに、再度この場所に戻ってきてほしいものです。
PR