NFLを見ていて日本のプロスポーツと違うなと思った点は多いですが、
コーチの中にプロとしてのキャリアが全くない人が居るという事は
かなり驚かされた記憶があります。
日本では、（特に野球などでは）プロである程度の成績を残さないと
コーチになる事が難しい状況であったと認識していたので、
プロで経験が無いコーチが居るという事だけで
かなり画期的な事だと感じていました。
（最近はゴルフなどでそういうコーチも見られるようになりましたが）
スーパーボウルの公式サイトを見ていたら、
そのことについて触れた記事が掲載されていました。
For Pats coaches, it's their minds over what some think matters
http://www.nfl.com/news/story;jsessionid=
0F2852A9AF62CAC2E0D64AFDFD7A4786?
id=09000d5d80656e12&template=with-video&confirm=true
スーパーボウルに進出したNEのコーチ陣では、
この記事に掲載されたポジションのコーチに関して言うと
11人中2人しかNFLでのプレイ経験がありません。
今年、TDパスの新記録を作ったQBブレイディをはじめ、
オフェンスの組み立てを担うオフェンシブコーディネーターの
ジョシュ・マクダニエルズは、プロの経験は全くありません。
またディフェンス部門の最高責任者とも言える
ディフェンシブコーディネーターのディーン・ピースは
プロはおろか大学での経験も無いのです。
プロでのプレイ経験が無いコーチ陣が
プロとして活躍している選手に指導する……
日本人の感覚では変だと感じられるかもしれませんが、
きちんと結果を出せれば評価がされると言うのは
ごく当たり前の事だと思います。
むしろコーチする事にだけ専念しているのですから、
プレイヤー上がりのコーチよりも様々な知識がある可能性もあります。
もちろんプレイヤー上がりのコーチにも、
それなりに有利な点があるのでしょうけど、
今のNEの状況を見ているとプレイヤー上がりである必要性は
まるで無いと思えてしまいますね。
日本でも選手としての結果は出せなくても、
コーチだけでのし上がるような存在が出てくると面白いのですが……
「経験も無い奴が口出しするな」という言い方をする人が多いので、
一般化するのはまだまだ先になっちゃいそうですけど。
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