6巻について書き忘れていたので一緒に。
アニメの方はちょっとキャラが幼すぎる位に見えてしまっていますけど、
原作を尊重した作りで、丁寧さが感じられて好印象です。
将棋の世界で戦いつつも、幼い頃に殺された両親の事件の影が
迫ってくるという、将棋とミステリの要素を併せ持つこの作品。
6・7巻では、出場しているプロ・アマ & 男女混合の大会が準決勝に突入。
さらに両親の殺人事件についての情報が揃いつつあり、
どちらの要素でも佳境が見え始めたという感じです。
将棋のシーンは、詳しい過程が描かれていないので
将棋が分からなくても楽しむ事が出来ます。
でも勝敗を決するシーンの一手は、
キャラの特徴を生かした盤面になっているのが
原作者かとりまさるさんの腕が生きている所。
特に羽仁悟との準決勝では、歩と大駒の使い方に感心させられました。
将棋の最終局面は、ともに相手の喉元に刃を突きつけた状態で
ほんの一手の差で決着がつくことがほとんど……
その僅かな差が上手く描かれているのがグッドです。
決勝が始まりましたが、この戦いが終わると全てにけりがつくのかも。
未だに見えてこない事件の真相も含めて、
どのような展開が待ち受けているのかに期待しちゃいます。
・5巻 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/988/
講談社
安藤 慈朗(著)かとり まさる(著)
発売日:2007-10-23
おすすめ度:
講談社
安藤 慈朗(著)かとり まさる(著)
発売日:2008-01-23
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