スーパーボウル進出チームが出揃いました。
ローリスクローリターンであるランプレイが
やっぱりアメフトの基本なんだな……
チャンピオンシップゲーム2試合を見て改めて感じました。
それではNFC CHAMPIONSHIPのレビューです。
BS1での放送がまだなので「▼」に。
放送 GAORA
実況・近藤祐司さん、解説・村田斉潔さん。
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
OT
|
TOTAL
|
NYG
|
3
|
3
|
14
|
0
|
3
|
23
|
GB
|
0
|
10
|
7
|
3
|
0
|
20
|
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=POST20&game_id=29525
WEEK 2の対戦では35-13でアウェーのGBが勝利していますが、
両チームともにその頃とは戦い方が大きく変わっています。
NYGはWEEK 17のNE戦をきっかけに波に乗りました。
オフェンスは決定力が上がってきていますし、
ディフェンスはプレーオフに入ってから好調を維持。
そしてアウェーで9連勝中というのもプラス材料です。
前週の試合では横綱相撲という圧勝劇を見せたGB。
ラン・パスともにレベルの高い攻撃を展開出来、
相手に応じて使い分けが出来るのが強みになっています。
ディフェンスラインの圧力がやや弱まっているのが心配な点です。
華氏-1度(摂氏-18℃以下)という厳しい気象条件でしたが、
延長までもつれ込む熱い熱い戦いとなりました。
NYGは何度もミスがありながらも、
最後は相手のミスを生かしてサヨナラ勝ちを収めました。
第4Qに43・36ヤードのFGを連続で外したKタインズでしたが、
延長では47ヤードのサヨナラFGを成功。
まさに「3度目の正直」という感じでした。
オフェンスでは、QBマニングのパス成功率こそ50%を
ちょっと超える程度でしたが、効果的なパスでドライブを継続。
時間をたっぷりと使うドライブを何度も演出し、
38分超(延長を除く)の時間を使いました。
FGミスなどで得点は伸びませんでしたが、
強力なGBオフェンスを間接的に封じ込めました。
ディフェンスは、オフェンスが時間を使ってくれた事もあり
延長に入ってもパフォーマンスが落ちませんでした。
動きの良さが生み出したのが延長で奪ったINT。
マークが良かったが故にターゲットを絞らせ、
そこを狙ってボール奪取……INTしたウェブスターはもちろん、
他のメンバーがしっかりマークしていたからこそ生まれたINTでした。
史上初の第5シードからのスーパーボウル進出。
相手は波に乗るきっかけとなったNE、
果たしてリベンジなるでしょうか?
GBは相手のミス、コイントスの勝利、
そしてホームの利を生かす事が出来ませんでした。
反則・INTなどのミスもありましたが、
何よりオフェンスが機能しなかったのが最大の誤算。
ランプレイは計算できるほどの結果が得られず、パス頼りの展開に。
そのパスも-18℃という環境の中で本来の力が発揮できませんでした。
そして最大のミスは延長でのINT、
QBファーブとWRドライバーのホットラインに偏ってしまった事で
そこに網を張られた形となってしまいました。
ディフェンスは、ラインのプレッシャーのかかりがあまり良くなく
ズルズルと進まれるドライブによって体力を削られ
さらにドライブを許してしまうという悪循環。
最終Qでは相手のFGミスに助けられましたが、
延長ではターンオーバー後に止める事が出来ませんでした。
スペシャルチームは良いキックリターンで
オフェンスを助けていたのですが、
攻撃時間の面でその好リターンが仇となってしまったかも。
QBファーブのラストチャンスと言われ、
圧倒的有利という予想だったのですが……
しかし伸びしろの大きい選手が多く、来季以降も楽しみなチームです。
PR