今回のテーマは「ミッシングハイカー」
・問題
10km四方の雪原で半径2kmの救難信号を発信する遭難者を
救助隊がくまなく捜索するための移動距離は最短で何km?
(10km四方のどこからでも侵入・連続した線に沿ってのみ動く)
定められた領域を全て塗りつぶすタイプの「芝刈り機問題」、
この問題では円形なのでかなり難易度が上がる事となります。
救難信号を出しているのは遭難者ですが、感知するのは捜索側ですので、
捜索側が居る位置から半径2kmの円内は見つけ出す事が出来る……
と言い換える事をしないと実験すら出来ません。
あとはある程度試行錯誤してみるしかないようです。
解く時に僕が気をつけたのは角の処理。
マス北野と同じような処理法を考えた後に、
少し手前から角を塗りきれるような角度で直進し、
同じような角度で次の角へと向かっていくという
竹内先生の紹介したロバート・ドーソンの解法までは行き着きました。
隅の解法についてはこの考え方でよかったようですが……
しかしスタート方法を工夫する事でさらに距離を縮める事が出来るとは。
レイ・トムリンソンとフシュー・セルフの解は、
この条件だからこそ出来る面白い解法でした。
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