麻帆良学園を飛び出して始まった第2部「魔法世界編」。
その魔法世界に着いたと思ったらいきなり急展開が待ち受けていました。
今回はあるトラブルでそれぞれのキャラが
魔法世界で生き延びていかねばならない状況となるのですが、
これまでの描写の積み重ねによって、
それぞれのキャラの細かい所作が生きています。
しかし、作中で千雨が言っている通り、
舞台がRPGぽくなっているのですが、
それがワクワクさせるような展開を生み出しています。
魔法世界編は必然的にバトル展開が多くなるのですが、
魔法という要素がそのバトルの深みを増していますし、
パーティーだからこその面白さも描き出せていると思います。
何よりバトルが長引かないので進行のアクセントになっている感じ。
それでいてさりげなく伏線を仕込む事があるので油断できません。
この構成力の高さには毎度唸らされます。
講談社
赤松 健(著)
発売日:2008-01-17
おすすめ度:
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