この試合でDIVISIONAL PLAYOFFも終了。
これまでプレーオフでは8試合が行われていますが、
先制したチームの成績はここまで2勝6敗。
先手を取る事が良いとされているのですが、意外な結果です。
ホームチームの勝敗が4勝4敗という事も意外な結果ですね。
放送 GAORA
実況・タージンさん、解説・濱田篤則さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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NYG
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7
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7
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0
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7
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21
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DAL
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0
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14
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3
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0
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17
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=POST19&game_id=29523
NFC-Eastの同地区ライバル対決、
今季の対戦は45-35(@ DAL)、31-20(@ NYG)でDALがスイープ。
しかしプレーオフでは初顔合わせというのは意外です。
NYGはQBイーライ・マニングがシーズン終盤の不調を完全に脱し、
これまで以上のリーダーシップを見せてチームを引っ張っています。
ディフェンスも調子が良いので、3度目の正直は十分にありえそう。
DALはbyeのおかげで怪我人が戻ってきました。
しかしシーズン終盤にオフェンスが調子を落としているので、
ディフェンスに少し負担がかかってしまうかも。
終盤までもつれたゲームとなりましたが、
好機を生かしきったNYGがアップセットを起こしました。
少ないチャンスをきっちり生かしたNYGが逃げ切りに成功。
この試合ではオフェンスのプレイ数は41(DALは69)。
23分30秒しか使えなかったにもかかわらず得点で上回れたのは
オフェンス陣の決定力が高かったから。
特に第2Q終盤では残り53秒からTDを奪取、これが最後に効きました。
獲得ヤードは少なかったですが効果的な働きだったと思います。
ディフェンスはロングドライブを何度も許していましたが、
疲れているはずの第4Qではほぼ完封、
最後もTDを狙ったパスを奪うという勝負強さを見せました。
消化試合となるはずだったNE戦を全力で戦ってから
流れを引き寄せた感じのあるNYG。
今季9勝1敗というアウェーでの強さを生かし、
次もアップセットを起こせるでしょうか。
DALはホームの利を生かせず、プレーオフでまた勝てませんでした。
オフェンスは第3Qの勝ち越しドライブまでは素晴らしかった。
第2Qの20プレイ 90ヤード 10分28秒を要したTDドライブは
DALのオフェンスの強さを見せ付けていたのですが……
第3Q終盤あたりからラインが押されはじめ
さらに反則・落球などメンタルミスも発生して自滅のような形に。
ディフェンスでの反則も合わせて11回 84ヤード罰退。
主要なスタッツでは全て上回っていたのですが、
反則とターンオーバーというマイナスのスタッツまで
数が上回ってしまったのが勝負に響いた形となりました。
ディフェンスはきっちり止めてパントに追い込む事もあれば、
ずるずる進まれてしまう事もあり、出来の差が激しかったです。
終盤は追加点を許さないだけでなく、1st down更新すら許さず
好ポジションをオフェンスに与えていたのですが実りませんでした。
シード順1位を確保しながらも敗退……
最高のメンバーを揃えていたにもかかわらず勝てないとは、
アメリカンフットボールの恐ろしさを改めて感じました。
今のままで十分な陣容のDALですが、
来季に向けては頭脳も含めた流出がオフの問題となりそうです。
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