左足の親指を脱臼していたSDのTEアントニオ・ゲイツでしたが、
練習をほとんど休んでいたにもかかわらず、
この試合には限定的ですが出場していました。
ブロックの際の踏ん張りにも影響は出るでしょうし、
レシーバーの時にも方向転換などで負担がかかるはずなのに……
勝利への執着心を感じられる強行出場でした。
放送 GAORA
実況・近藤祐司さん、解説・河口正史さん。
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
SD
|
0
|
7
|
14
|
7
|
28
|
IND
|
7
|
3
|
7
|
7
|
24
|
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=POST19&game_id=29522
WEEK 10でも対戦しているこの組み合わせ、
その時は21-23でホームのSDが逃げ切っていますが、
チーム状態はその後大きく変化しています。
SDは前の対戦時とは違い、調子は上向いていますが怪我人が増えています。
7連勝中ですが、最高でも17失点とディフェンスの活躍が目立つので、
この試合でもINDをどこまで押さえられるかが鍵となります。
INDは1週のbyeもあったので怪我人がだいぶ戻ってきました。
ディフェンスラインの怪我人が多くラッシュ力が低下しているので、
オフェンスがその負担を減らしていきたい所です。
スタッツで上回っていたINDでしたが、
唯一下回ったターンオーバーの影響が勝敗を分けました。
SDは主力を次々と失いながらも、チームの総合力で逆転勝利を掴みました。
オフェンスでは、RBトムリンソンが第2Qの怪我で後半は不出場。
QBリバースも第3Q最後のプレイで怪我をし第4Qは不出場でしたが、
代役のRBターナー、RBスプロールズ、QBヴォレックらが
それらの選手が抜けた穴をしっかりと埋めきりました。
途中で抜けたQBリバースは激しい気性を見せながらも、
成績をきっちり残してチームを牽引していました。
Cゴフのプレイクロックへの反応の悪さが少し気になりましたが、
被失点数1位のIND相手にオフェンスは良い仕事を達成しました。
ディフェンスは正直かなりやられていたのですが、
3つのターンオーバーが、全て得点圏でボール奪取という
勝負強さで逆転勝ちへのお膳立てをしました。
特に2つのINTは弾かれたボールへの反応してのものでしたが、
どちらもボールへの集中力が感じられる凄い動きでした。
そして忘れちゃいけないのがPサイファーズ、
3回の平均が59ヤード、第4Qの2回のパントでは55ヤード・66ヤードと
大きくボールを押し戻す大パントを見せチームを助けました。
全てが上手く噛み合って勝利したSD、
次週は昨シーズンプレーオフで敗れたNEが相手、
今季のWEEK 2の分まで合わせて借りを返せるでしょうか。
INDは予定通りの試合運びを見せていましたが、
ターンオーバーが誤算の要素となりました。
QBマニングのパスはやや不安定だったのですが、
それでも33/48 402ヤード 3TD 2INTと標準以上の成績。
2INTに関しても、レシーバーが弾いたボールを奪われるという不運な形。
勝負所でQBマニングがプレッシャーを受けてしまったのは、
ランプレイが出せていなかった影響もあったと思われます。
ランプレイの割合がちょっと少なすぎたような気が……
止められていたから変えたのかもしれませんけど。
ディフェンスはビッグプレイにしてやられました。
DLのプレッシャーのかかりが悪かったのが一因でしたが、
最優秀守備選手であるSサンダースが全然目立たなかった事から、
戦術的にやられているという感じを受けました。
データでは高い守備力を誇っていましたが、
DLの存在が大きかったという事なのかな。
怪我人の多さに泣かされた今季のIND、
来季に向けて陣容の維持が最重要課題ですが、
少しずつ若返りも図る必要もありそうです。
PR