DIVISIONAL PLAYOFFがスタートしました。
1週休んでいたシード順1位・2位のチームが登場しますが、
プレーオフのどの他の試合よりもホームチームが勝利する確率が高いので、
WILD CARDから勝ちあがったチームが、シード上位のチームを
どのように攻略するかが楽しみの1つとなりますが……。
さてBS1の放送も終わったのでSEA @ GBのレビューです。
開始時から雪が降っていましたが途中で降りが本格化。
スタンドからのカメラが一時使えなくなるほどでした。
ランボーフィールドとは言え凄まじい降りで、
フィールド上のラインはほとんど見えなかったです。
放送 GAORA
実況・西澤あきらさん、解説・辻治人さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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SEA
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14
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3
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3
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0
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20
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GB
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14
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14
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7
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7
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42
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=POST19&game_id=29520
元GBのHCホルムグレン & QBハッセルベックが
古巣であるGBのランボーフィールドに乗り込みました。
SEAは前週のWPOでは、WASを相手にほぼ完勝。
ディフェンスの頑張りが目立つ内容だったので、
オフェンスの奮起に期待したいところです。
GBはオフェンスが良い状態を保っています。
ディフェンスも引っ張られるようにパフォーマンスを上げており、
現在NFCでは一番調子が良いチームかもしれません。
雪のランボーフィールドが波乱を生み出すかと思われましたが、
GBが地力の差を見せ付け14点差をひっくり返しました。
SEAは開始4分あまりで奪った14点のリードを生かす事が出来ず、
アップセットを逃してしまいました。
悪天候の中ではランプレイを出す事が必須なのですが、
レギュラーシーズン中からネックとなっていたそのランが
この試合でも獲得38ヤード、足を引っ張ってしまいました。
ランが悪い為にパスのリズムも生まれず、
ターンオーバーで好ポジションからの攻撃となった
最初の2回のドライブ以外はTDを奪う事が出来ず。
そして第2Q最初のプレイでのファンブルロスト、
同点に追いつかれた直後のこのミスが勢いを完全に失わせる事に。
ディフェンスは、最初の2回のドライブで立て続けにボールを奪取。
しかしその後は6ドライブ連続でTDを献上、
QBサックはたった1つだけですし、ランで235ヤード喪失と
スクリメージを完全に支配されてしまいました。
ランプレイの不安定さが最後まで解消されなかったSEA、
来季に向けてラインを改善するのか、それともRBを変えるのか、
大きな選択を迫られそうです。
GBはいきなり14点のビハインドを背負ったものの、
力の差でねじ伏せるように逆転をしました。
ビハインドの原因となったのはRBグラントの2ファンブルロスト。
しかしその後RBグラントは走りまくり、27回 201ヤード 3TDと
自らのミスを帳消しにするほどの大活躍を見せました。
QBファーブは14点差にされた直後のドライブで
見事にTDに繋げると後はキレまくりのパフォーマンス。
しかしこの強力なラン・パスを生み出したのは
オフェンスラインの頑張りがあってこそ。
この日のオフェンスラインは文句の付けようの無い出来でした。
ディフェンスは序盤のターンオーバーからの失点は防げませんでしたが、
その後にTDを奪わせなかった事で得点差を広げる手助けをしました。
この我慢強いディフェンスが逆転を呼び込んだとも言えます。
ミスから序盤は苦戦を強いられましたが、
雪をも味方につけてフィールドを支配したGB。
チーム状態の良さが感じられる内容でした。
久しぶりのスーパー進出まであと1つです。
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