WEEK 17で唯一土曜に設定されていたNE @ NYG戦が行われました。
リーグ側もこんな形で最終戦を迎えるとは思っていなかったはず……
NFL NETWORKで放送される予定の試合だったのですが、
多くの視聴者が見られるようにと、
NBCとCBSでも同時に放送されたようです。
とてつもない注目度となったこの試合でしたが、
その注目に値するような好ゲームでした。
BS1で放送される予定がありますので、是非ご覧下さい。
BS1での放送がまだなのでレビューは「▼」に。
放送 G+
実況・有馬隼人さん、解説・後藤完夫さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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NE
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3
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13
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7
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15
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38
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NYG
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7
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14
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7
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7
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35
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=REG17&game_id=29435
NE・NYGともにプレーオフのシード順は決めているのですが、
NEのパーフェクトシーズンがかかる試合という事で
全米注目の一戦となりました。
史上初の16戦全勝にチャレンジするNE、
ここ数試合はシーズン序盤の圧倒的な強さは見られませんが、
高いレベルで安定したプレイで静かな強さを見せています。
NYGは前の試合でプレーオフ進出を決定し、シード順も決定。
リーグNo.1のDLのプレッシャーは凄まじいほどなのですが
オフェンスが調子を落とし気味なのが気になります。
NYGがプレーオフの事を考えずに主力を惜しみなく投入、
全米中継に相応しい好ゲームを作り出しました。
NEは苦しみながらも逃げ切り、前人未到の16戦全勝を達成しました。
相手DLのプレッシャーに苦しめられながらも、
32/42というパス成功率でチームを牽引したQBブレイディ。
2TDパスを決めてNFL史上最多となるシーズン50TDを達成。
その2TDを受けたWRモスもシーズン23TDキャッチのシーズン記録を達成。
さらに589点という総得点もシーズン記録と、
大きなシーズン記録3つで全勝に花を添えました。
ディフェンスは相手の強力OL相手に効果的なラッシュをかけられず、
シーズン最多タイとなる28失点を喫したのは不安材料。
とは言っても、終盤のINTが効果的な場面で出るなど
全勝チームの勢いを感じさせるようなディフェンスを見せました。
プレッシャーに打ち勝ちレギュラーシーズン全勝を成し遂げたNE。
残りの3試合に勝利し、真のパーフェクトシーズンを達成できるか。
NYGは全ての選手が実力を遺憾なく発揮し、
最後まで素晴らしいプレイを見せましたが、
この試合唯一のターンオーバーが敗着となりました。
オフェンスはライン戦で優位に立ち、
テンポ良いパスオフェンスを展開できていました。
しかし、ランが安定して出せなかった為に
相手に攻撃時間をたくさん与ええてしまったのが失敗でした。
そして良くやっていたQBイーライ・マニングも、
終盤の大事な場面でのINTが痛すぎでした。
DLの好コンビネーションでプレッシャーをかけ続けていたのですが、
この試合では相手が一枚上手。
普段ならQBサックに出来るようなプレイでも
紙一重でかわされてしまいました。
敗れはしましたが、プレーオフへ向けての弾みとなる
大きな価値のある試合となりました。
この前線を見るとプレーオフでの戦いに期待が持てますよ。
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