4巻から続いていた密輸ゲームが決着した「LIAR GAME」、
きちんと単行本の区切りで終わらせてくれるので、
読者としてはありがたいですよ。
今行われている密輸ゲームは3巻に渡ってしまいましたが、
それも納得できてしまう内容の濃さでした。
今回は色々と衝撃的な展開が満載でしたので
内容に触れる事は出来るだけ差し控えたいです。
読んだ時の衝撃が薄れてしまいますので。
複雑なルールが様々な戦略を生み出した密輸ゲームでしたが、
最後のこの結末を語りたかった、という作者甲斐谷忍さんの意思が
伝わってくるようなゲームの幕引きでした。
そして、この作品においてなぜ秋山深一ではなく神崎直が主人公なのか……
この事については少しずつ語られてきていましたが、
この6巻ではさらにその解答がクローズアップされた形に。。
最初は何も出来なくて、邪魔なキャラだと思っていた神崎直が、
ここまで成長してしまうなんて驚きです。
これで次は4回戦、どんな駆け引き溢れるゲームが出てくるのか楽しみです。
・甲斐谷忍さん全般 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/126/
・3巻 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/562/
・4巻 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/970/
・5巻 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/1231/
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集英社
甲斐谷 忍(著)
発売日:2007-12-19
発送時期:近日発売 予約可