CARのSクリス・ハリスの言葉が
試合中に何度も表示されていたのですが
「敗北で傷つかない奴は俺のチームには要らない」
カッコいい言葉ですわ……。
実況の有馬さん、解説の河口さんは
「俺の」の部分に突っ込んでいましたけど、
でもこういう心意気は戦う選手であれば持ってないと駄目だよな。
放送 GAORA
実況・有馬隼人さん、解説・河口正史さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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SEA
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0
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0
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0
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10
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10
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CAR
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0
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0
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0
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13
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13
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=REG15&game_id=29405
貧攻に苦しむCARと、攻守のバランスが整ったSEA、
チーム状況の差が勝敗にも現れています。
CARは先発QBを次々と失いオフェンスが安定しておらず、
その為に強力なディフェンスも力を発揮し切れていない状況です。
SEAは派手さは無いものの、堅実な試合運びで5連勝中。
5連勝のうち3勝は1TD差以内と、勝負強さを持ち合わせています。
強風という悪コンディションに両チームともに苦しめられましたが、
この試合で唯一起きたターンオーバーで勝敗が決しました。
SEAは試合終盤にターンオーバーからTDを献上し敗戦。
強風の影響からか、短いパスが中心になり
ランプレイが出せなかった事でメリハリを付けられず、
パス偏重の単調な攻撃となってしまいました。
パス成功率はそこそこあったのですが、
FG圏内までなかなか進めず得点機を作り出せなかった間に
どんどんと突き放されミスを犯してしまったという感じ。
ディフェンスはプレッシャーがあまりかけられず、
タックル以外のスタッツが全く付かないと言う
これまでのSEAディフェンスを考えるとありえない出来。
試合終盤の失点も、崩されたというよりは、
相手のスペシャルチームの出来が一枚上だったので責められません。
地区優勝は決まっているとは言え、
この試合での戦いぶりはプレーオフに不安を残します。
特にランプレイの惨状は改善しないと大きな傷になりかねませんね。
CARは相手のミスからビッグプレイを生み出し逃げ切り勝利。
序盤からオフェンスはそこそこ進んでいました。
RBフォスターとRBウィリアムズの2枚看板が、
オフェンスの土台をしっかり固めた上に、
初先発のQBムーアが70%以上の高成功率でパスを成功、
厳しい状況の中でも安定感のあるドライブを見せていました。
そしてオフェンスを助けたのがKケイシー、
最初の37ヤードFGは外しましたが、
第4Qには53ヤード・37ヤードと価値あるFGを立て続けに決め、
試合の主導権を握る事に大きく貢献しました。
ディフェンスは相手の単調な攻めに助けられた感じですが、
好調だったSEAのライン相手に3サックに2ファンブルフォースと、
プレッシャーも良くかけられていたのはスタッツからも分かります。
ぎりぎりプレーオフ戦線にとどまりましたが、絶望的な状況は変わりません。
最後まで戦い抜いて奇跡を呼び込む事が出来るでしょうか。
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