WEEK 15が終了し、最新のPlayoff pictureと
Playoff-clinching scenariosが発表されています。
試合結果が分かってしまうので閲覧にはご注意を。
さてこの試合で解説をしていた河口さんですが、
今週の試合では3つの放送局全部制覇ですよ。
少し専門用語を使いすぎではありますが、
プレイに対するコメントの質の高さ、
そしてNFL選手のメンタル面などへの言及などなど、
NFLのキャンプ経験を生かした解説を個人的には高評価しています。
今回の試合の解説も面白かったです。
BS1で放送された試合のレビューなので「▼」に。
放送 NHK-BS1
実況・一橋忠之さん、解説・河口正史さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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WAS
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3
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13
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6
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0
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22
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NYG
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0
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3
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7
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0
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10
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=REG15&game_id=29417
NFC-Eastの同地区ライバルかつ、ワイルドカード争いをしている2チーム。
WEEK 3の試合ではNYGが24-17で大逆転勝利を収めています。
WASは6勝7敗ともう負けが許されない状態、
もう地力でのプレーオフ出場は無いのですが、
先週の勝ち方がドラマティックだっただけに期待してしまいます。
NYGは9勝4敗とワイルドカード争いでは2位に2勝差をつけていますが、
まだ進出が確定していない状況で、チームの調子は下り坂。
特にオフェンスの奮起を期待したいところです。
買い指示で秒速7m、最大で秒速12mと強風の中で行われたこの試合、
勝負の鍵となったのはパスプレイでした。
WASは得点機を逃さず、プレーオフ戦線に踏みとどまりました。
10年と2日ぶりに先発QBとなったコリンズですが、
強風の影響もあり8/25というありえないパス成功率に。
しかし36・34・30ヤードと3つのロングパス成功で得点機を演出、
勝負強さが感じられるプレイ振りでした。
また、RBポーティスのラン25回 126ヤード 1TDという成績は
QBコリンズを大いに助けました。
ディフェンスは強風の影響でパスの脅威が薄れた為に、
実力をより発揮できていた感じがします。
動きが良かったのがSランドリー、いらない反則も1つありましたが、
ドラフト1巡に見合う素早い反応でパスを封じ込めていました。
そして強風の中3つのFGを全て決めたKスージャムも見事。
先制となったFGは49ヤード、この成功がチームに勢いをもたらしました。
勝ったとは言え残りのスケジュールは厳しく、
プレーオフ進出は厳しい状況です。
最後まで戦おうという強い心が感じられる試合だったので、
残り2試合でのまさかもありえるかもしれません。
メンタルミスが目立ったNYGは、完敗で5敗目。
この試合でもオフェンスは機能しませんでしたが、
RBジェイコブスは、ランでは25回 130ヤードと良い成績でしたが
何度もパスキャッチをミスし、リズムを崩す一因に。
他のレシーバー達も、環境が環境だったとは言え落球を続発。
QBイーライは18/52と、34回もパス失敗するという酷い成績でしたが、
パスの落球がスタッツだけでも9回有ったので
QBイーライだけを責める事は出来ませんよ。
ディフェンスはラン・パスともに上手く守っていたのですが、
幾つかのビッグプレイにしてやられてしまった感じ。
強風という事でロングパスへの意識が疎かになってしまったのかも。
それでも紙一重で通されたロングパスが多すぎでした。
そして第4Q入ってすぐのKタインズの38ヤードFGの失敗も痛かった。
これが決まっていれば、この後のドライブでギャンブルをする必要が無くなり、
もっと楽な展開に出来ていたのですが。
TEショッキーが離脱確定とリーダー格の選手を喪失したNYG、
ワイルドカード内では最も有利な位置には居ますが、
足元を掬われかねない危機的な状況。
この状況を乗り越えてプレーオフ進出を勝ち取れるでしょうか。
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