自転車ロードレース漫画バイキングスの最新刊が発売されました。
4巻では仲間を集めて自転車部を作り、
この5巻では合宿がスタートし、しかもその合宿先でライバル校が登場と
スポーツ漫画の王道的展開になっています。
今回は自転車ファンには堪えられないロードネタが満載。
知らない人でも楽しめるように作られているのですが、
知っているとニヤケが止まらなくなってしまいます。
合宿所の部屋の名前がラルプ・デュエズ、ガリビエ、ツールマレetc..
ツールの勝負所として有名な山の数々が部屋の名前に。
こんな宿が本当にあったら自転車ファンは頬っては置かないですよ。
さらに上で挙げたライバル校は名前が舞代高校。
マイヨとはフランス語でジャージの事。
ツール・ド・フランスで総合1位の選手が着る黄色いジャージが
マイヨ・ジョーヌを始め、各賞1位の選手が
それぞれ定められた色のマイヨを着てレースを走るのです。
そのマイヨが学校の名前……でも漢字にすると意外とカッコ良いですよね。
そして勉強合宿の際には、主人公の一本気君が初めて触れたツールの映像で
そのツールの英雄達が一気に登場。
中でも一押しという感じで紹介されていたのが
マルコ・パンターニとランス・アームストロング、
ごくごく新しい世代の英雄達ですが、
この2人の走りは確かに近代ではずば抜けたものがありました。
まだまだ語りつくせませんが、閑話休題。
ツールの映像との接触、そして合宿所への登りの最短記録の掲示、
これらの刺激を受けた一本気君がガムシャラに坂をアタック。
この一途さが普段駄目な部分と対比されてよりカッコよく見えるのです。
同世代のライバルの登場など、盛り上がる要素をつぎこんできたこの5巻。
続きがとても楽しみです。
過去の感想(別窓)
・1巻 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/480/
・2巻 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/745/
・3巻 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/907/
・4巻 http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/1154/
講談社
風童 じゅん(著)
発売日:2007-12-17
発送時期:近日発売 予約可
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