日本でも雪が降り始めている地域がありますが、
アメリカ北部の都市の緯度は北海道よりも高いので、
大雪が降っている所も多いようです。
この試合が行われたミネアポリス(ミネソタ州)では
氷点下10℃ぐらいで路面は真っ白……
ドーム球場なので試合には影響ありませんでしたが、
いよいよ冬本番という事を改めて感じさせられました。
GAORAで放送された試合ですが、BS1で金曜日に放送が有るので「▼」に。
BS1で視聴予定の方は気をつけて下さい。
放送 GAORA
実況・有馬隼人さん、解説・板井征人さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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DET
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3
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7
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0
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0
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10
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MIN
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7
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28
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7
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0
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42
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=REG13&game_id=29376
NFC-Northの2位争いをしている2チームの直接対決。
しかしチームの調子は対照的です。
6勝5敗のDETですが3連敗中と元気がありません。
ランオフェンスを出していない為に攻撃が単調になっている上に、
攻撃時間が短くなった為にディフェンスに負担がかかっている状態です。
MINはDETとは対照的にランオフェンスが好調で2連勝中。
さらに課題だったパスディフェンスでもターンオーバーが奪えるようになり
得点力アップに一役買っています。
アメフトの基本であるランプレイの差、
チームの勢いの違いが感じられる試合内容となりました。
DETは攻守でともに圧倒されてしまい惨敗。
オフェンスはこの日もパス偏重、成功率は高かったのですが
3rd downで更新できない場面が多かったのが拙かった。
エースWRロイ・ウィリアムズが怪我で途中退場したのも痛かった。
しかもシーズンエンドの可能性もある怪我のようで……
泣きっ面に蜂とはまさにこの事です。
ディフェンスは、試合開始から5ドライブ連続でTDを許すという酷い内容。
合計で37分以上も使われてしまい、オフェンスのリズムを失わせました。
勝っていた時はターンオーバーでボールを奪取する力があったのですが
それが消えてしまっては並以下のディフェンスになってしまうのは必然です。
スペシャルチームでは103ヤードキックオフリターンTDを許し、
さらにFGフェイクからのスペシャルプレイで1st down更新も許すなど
こちらも規律が緩んでいる状況ですね。
これで6勝6敗と5割に戻ってしまいましたが、
このまま定位置に戻ってしまいかねないですね。
MINはやりたい事をほぼ完遂できたという感じの圧勝劇。
自慢のランオフェンスは復帰のRBピーターソンがいきなり活躍し、
チーム全体でもラン獲得が200ヤードを超えました。
そしてQBジャクソンも1INTがあったものの
18/24で成功率75% 2TDと確実な働きを見せ、
37分の攻撃時間という圧倒的なパフォーマンスを実現しました。
ディフェンスは出場時間が短かった事もあり
終始パワフルな動きで相手を圧倒し続けました。
パスディフェンスは距離こそ出されていましたが、
1st down更新を許さない粘り強いディフェンスが出来ており
数字以上の価値を生み出していたと感じられました。
ランディフェンスは言わずもがな、
試合終盤に緩めるまでは喪失1ヤードというのはありえない数字ですよ。
WRアリソンの103ヤードキックオフリターンTDと
FGフェイクからの1st down更新など、スペシャルチームでも圧倒。
コーチが素晴らしい戦術やポリシーを見せそれを選手がきっちり実行する。
強いチームのパターンにハマってきており、
シーズン終盤の台風の目となりそうです。
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