このマンデーナイトの試合でWEEK 13が終了。
AFC・NFCともにワイルドカード争いが激しくなっています。
可能性が残っているのは決定した2チームを除くと28チーム、
しかしどんどんと篩いにかけられていく事となります。
BS1で放送された試合なので「▼」に。
放送 NHK-BS1
実況・曽根優さん、解説・輿亮さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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NE
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3
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7
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7
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10
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27
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BAL
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7
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3
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7
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7
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24
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=REG13&game_id=29386
昨シーズンのプレーオフではBALの方がシード順上位でしたが、
現在の状況は完全に逆転状態となっています。
開幕からの連勝を続けるNEですが、少し勢いが衰えてきているかも。
特に守備陣の要に怪我人が発生した事で守備力低下が危惧されます。
手厚い攻撃陣でなんとかカバーしたいところです。
BALは5連敗しているのですが、足を引っ張っているのは守備陣。
連敗中の平均失点28.6点はらしくない数字。
オフェンスで時間を使い、この数字を間接的に減らす事が出来ないと厳しそう。
大アップセットとなるかと思われましたが、
終盤に無類の勝負強さを見せるNEが凄い勢いで追い込んできました。
NEは強風に苦しめながらも、最後には帳尻を合わせるように
残り44秒で逆転TDを奪い、開幕からの連勝を12に伸ばしました。
パスは風で流され、雪交じりの寒さのせいかレシーバーの落球も目立ち
この試合ではパスが冴えを見せませんでした。
それでも最後のドライブではギャンブルを2連続成功させた上に、
逆転TDパスも決めるあたりがさすがQBブレイディ。
そして苦戦の要因となったもう1つの原因がディフェンス。
ここ2試合でプレッシャーが全くかからなくなってきており、
パフォーマンスが一気に低下した感じ。
ミドルゾーンのパスが決まりまくりと
LBコルヴィンの戦線離脱の影響が顕著に表れていました。
それでも第4Qには自陣からの攻撃ではINTで防ぎ、
その後の2回のドライブは3 & OUTとして何とか耐え抜きました。
内容は悪くても勝ちを拾ってしまう強運を持っている今年のNE。
次週にもシード順2位または1位が確定してしまうのですが、
一気に決めてしまえるでしょうか。
BALは終始試合の主導権を握っていたのですが、
チャンスを生かしきれなかった事で逆転を許してしまいました。
5分以上も攻撃時間が多く、NEのドライブ数も抑えるという
理想的な展開だったのですが、最後の詰めを誤ってしまい
大金星目前まで迫りながら、掴んだ手から抜け落ちた感じです。
第4Q開始直後に奪ったTDまでは、思い通りに動けていた
オフェンスでしたが、その後は突き放せる場面で不用意なINT。
そこからは得点機を作り出す事が出来ず、
最後のヘイルメアリーパスも成功したのですが
エンドゾーンまでは届かず……詰めの甘さを象徴するプレイとなりました。
ディフェンスも積極的にプレッシャーをかけ続け、
パス攻撃のパフォーマンスを落としていたのですが、
最後のドライブではその積極性が反則へ繋がり、
ギャンブル成功の手助けをしてしまいました。
潜在力を見せてくれる試合にはなったと思いますが、
この敗戦でプレーオフ進出は厳しくなったのが残念。
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