かなり前に買っておいて置きっぱなしになっていた
「FRIDAY NIGHT LIGHT(邦題・プライド栄光への絆)」
見る時間をようやく作れたので一気に見ました。
実話を基にしたお話なのですが、フットボールが
アメリカでどれだけ根付いているのかが分かる作品でした。
・簡単なあらすじ
全米でも有数のフットボールが盛んな地域であるテキサス州。
その中の小さな高校のフットボールチーム
「パーミアン・パンサーズ」は州大会で連覇を狙う強豪チーム。
地元住民たちは、連覇に大きな期待を賭けますが、
リーグ戦2試合目でエースRBが故障し大敗。
ここからパンサーズの苦難の道が始まります。
全く予備知識が無いまま見た方が面白いので、
ここから先は詳細は省略しますが、
最後の展開にはドキドキさせられ、そして感動させられました。
人種の問題も真正面から描いている事に好感が持てましたが
それ以上に印象に残ったのがヘッドコーチが
QBに対して言った下の台詞です。
「分かってるだろ?世の中は不公平で―
時には貧乏クジも引く
その苦境から這い出ないと、そこで終わりだ。」
日本では「平等である事」が美徳とされていますから、
「不公平が存在する」なんて事を言う教育者は
それほど多くはありません。
「平等である事」はアメリカでも大事だと認識されていますが、
日本は「結果の平等」を重視するのに対し、
アメリカでは「機会の平等」を重視しています。
だからこそ頑張れば成功が掴める「アメリカンドリーム」が
今でも存在しており、それが貧しいもののモチベーションへと
繋がっていると考えられます。
日本では格差が広がっている事を問題視していますが、
自分はどんどん広がるべきだと思います。
努力をしていない人でも何とかなるようでは
努力をする事がバカらしくなり、
ひいては国力を落とす事に繋がってしまうからです。
しかしアメリカの人ってのは、言葉を紡ぎだすのが上手いですわ。
ハーフタイム中の言葉なんてかっこ良すぎて……。
他にも色々書きたい事はあるのですが、
ネタバレに繋がりかねないのでこの辺で終了します。
レンタル店でもあまり置いてないかもしれませんが、
フットボールに興味があるならぜひ見てほしい作品です。
人間ドラマとしても素晴らしい作品ですよ。
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