昨日の「日経スペシャル ガイアの夜明け」にちょっと関連ある話。
昔から受け継がれている木造建築の優れた点は気密性の低さです。
テレビ番組やコマーシャルなどでは、
気密性が高い住宅が良いような表現をしています。
確かに気密性が高ければ室温の変化が少なくなり、
暖房や冷房の効率が良くなります。
しかし気密性が高いが故に換気能力が低いのです。
最近多いシックハウスやアトピーですが、
要因の1つがこの換気能力の低さです。
換気がなされないので有害物質が部屋内に長時間漂い、
人間の体に悪影響を及ぼす事があるのです。
また室内の温度があまり変化しないので、
本来冬の寒さで死ぬはずのダニなどが越冬してしまう事も
アトピーなどを引き起こす要因となりかねないのです。
隙間だらけの家は困りますが、かといって隙間が全く無いと
これまた悪影響に繋がってしまうのです。
昔からの木造建築ではある程度の隙間が出来るので、
シックハウスやアトピーの危険性はかなり減ります。
他にも木を使った家の利点はたくさんあるので、
もっと木造の家が増えてくれればと思っています。
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