この試合で解説をしている河口正史さんは、
BS1、GAORA、G+の3つの放送局全てで解説をしている唯一の解説者。
特例ですが、NFLのキャンプに日本人として最初に呼ばれたという
NFLに一番近い男という事で実績は抜群。
さらに英語が出来る方なので、現地の実況・解説に
すぐさま対応できるのも強みです。
そんな河口正史さん、月曜はBS1で解説をしていたのに
火曜はGAORAで解説……大変だな。
放送 GAORA
実況・有馬隼人さん、解説・河口正史さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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ARI
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3
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0
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0
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7
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10
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TB
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7
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3
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7
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0
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17
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=REG9&game_id=29318
ともにここまで4敗(ARI 3勝、TB 4勝)とプレーオフ進出を狙う
両チームにとっては負け数はなるべく増やしたくない状況です。
ARIはQBが怪我をしてから一気に攻撃力が低下、
ディフェンスの奮闘もむなしく2連敗中と調子を落としています。
TBも2連敗中、試合内容はそれほど悪くないのですが
攻守の噛み合いが悪くなっているように感じられます。
両チームのディフェンスが力を見せたこの試合、
オフェンスの差が勝敗を分けました。
ARIは拙攻が響き3連敗を喫してしまいました。
3 & OUTが6回にINT2回、得点を取ったドライブ以外では
1st down更新は2回のみと全く形を作れなかったオフェンスが敗因。
QBワーナーが左腕を怪我して以降、ランもパスもさえを失っています。
要因はいくつか考えられますが、ラン獲得23ヤード、
10/30というパス成功率が示すとおり、ラインの出来が悪すぎ。
レシーバーも落球が多く、出来の悪さが伝染し
プレイに出てしまっていたように感じられました。
このような状態で7点差で収まった事が奇跡的です。
7点差で収まったのは、43分以上フィールドに出ていたにもかかわらず、
パフォーマンスがほとんど落ちなかったディフェンスの奮闘。
これだけ攻められていたのに17失点ですから
オフェンスさえ良ければと思ってしまいます。
ここ3試合のオフェンスの低調さは酷すぎます。
QBワーナーが本調子で無いのでパスに頼るのも危険ですし……
このままではプレーオフが遠のきそうです。
TBはいくつかのミスで自ら苦戦を呼び込みましたが、
何とか逃げ切り再び白星を先行させました。
この日はディフェンスの出来が凄まじすぎ、
開幕のドライブでFGを与えて以降はほぼシャットアウト。
第4QにTDを許し7点差に詰められましたが、
その後は1ヤードも進ませませんでした。
高齢化からディフェンス崩壊を不安視していたのですが、
若手が台頭してきており、良い感じで世代交代が出来ています。
チャンスを多く貰ったオフェンスは、
ディフェンスが守ってくれている安心感からか
極力危険は冒さない保守的なプレイを展開。
KブライアントがFGを2回ミスした為に17点しか奪えませんでしたが、
ターンオーバーで攻撃権を失う事も無く
43分以上の時間を使いディフェンスを間接的に助けました。
QBガルシアは18/28、RBグレアムは34キャリー 124ヤード、
3rd downコンバージョンの12/21という成績を支えたのは
この2人の頑張りが大きかったです。
スペシャルチームに問題は有りましたが、
次に繋がる良い勝ち方が出来たと思います。
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