ベクターとは「病原体等を媒介し人間に移して回る虫」の事。
(本文52ページより引用)
そのベクターが要因となった事件・トラブルを
榎稲穂が持ち前の知識を駆使して解決していきます。
今回出てきたベクターは、ミミヒゼンダニ、アリガタバチ、
ハエトリグモ、ミヤイリガイと名前は聞かないものの、
お話を見ると身近な存在である事が分かります。
現実でもミヤイリガイのエピソードのように
最近見られなかった伝染病や害虫などが
再流行しているというニュースが見られます。
(頭シラミなどは最近話題になりつつあります。)
この作品を読むことによって、そのような病や害虫に関する
きちんとした知識を楽しみながら身に付けることも可能。
いざという時に役に立つかもしれません。
漫画での描写は啓蒙にはピッタリなので、
もうちょっと多くの人に読まれて欲しいです。
秋田書店
藤見 泰高(著)カミムラ 晋作(イラスト)
発売日:2007-10-19
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