作者の竿尾さんは、描く作品のほとんどがミリタリー絡みですが、
この作品も当然のごとくミリタリー描写満載。
ですが舞台はコンビニ……
連邦軍、反乱軍、独立派民兵、そして国連軍が向き合い
銃弾が飛び交う紛争地のど真ん中にあるコンビニが
この作品の舞台となっています。
このコンビニはDMZ(非武装地帯)の中にあるので、
銃器の持ち込みは不可。
しかしながらコンビニの敷地内から一歩出ると激しい戦闘……
死んじゃっている人の描写も有るのですが、
このギャップがとてもシュールです。
さらにシュールなのが店内では敵味方が入り乱れながら、
ショッピングをするという光景。
しかも求めるものが棒状のお菓子だったり
おでんの卵だったりと妙に日常的。
コンビニという日常的な舞台と、
戦場という非日常的な舞台が隣接するだけで、
これだけ面白いコメディが作れるとは。
雑誌でも読んでいますが、まとめて読むとより楽しい。
これからの展開が楽しみですが、ネタ続くかな、これ。
少年画報社
竿尾 悟(著)
発売日:2007-10-09
発送時期:通常4~5日以内に発送
おすすめ度:
見事なコンビニと戦場のミックスです
「非日常」の中の「日常」を描いた戦場喜劇漫画
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