最近将棋熱が再燃中です。
小学生時代には、県内の小学生大会で連覇をするような
凄腕の同級生が近くに居た為、あっさり辞めてしまったのですが、
様々な序盤の定石を見ているうちに興味が復活。
積極的に打つようになりました。
とは言ってもまだ序盤の定石すら覚えきれていないので
ヘボヘボクラスですが。
「ヘボ将棋 王より飛車を可愛がり」
これは将棋の有名な格言です。
将棋というゲームは王を倒すゲームですから、
たくさんの駒を取りまくったとしても、
王がやられてしまえばその時点で負けとなります。
王さえ倒せれば良いのですから、
手駒はまさにコマとして使われます。
ある時はただ取られる為に打たれますが、
そのコマの犠牲が次の一手へ繋がるのです。
将棋では盤面全ての駒が、相手の王に対して
有効に働いているわけではありません。
終局時には、相手の王を追い詰めている駒だけでなく、
自陣を守る駒、敵陣に進入する為の穴を作り出していた駒など
それぞれの戦場で戦い続けている駒があるのです。
中には全く動かされないままの駒や、
相手に取られるだけの駒もあります。
でもその駒たちには華やかな活躍の場は無かったものの
それぞれの役割を全うしていたと言えるでしょう。
で、こんな話を何故したかというと……
登場キャラ全員が活躍しないと駄目だと言う人は
ゲームの本質が掴めていないのではないか?
という事を提案したかったのですよ。
スポーツでも全員が目立つなんて事はまずありえません。
それなのに描かなかった事を落ち度だと非難するのは、
どうかと思うんですけどね。
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