双子のアニメーターイチ乃と二太のアニメ業界物語。
作者の石田敦子さんはアニメーターとして働いていた方なので、
アニメ業界についての描写は現実度が高く感じられます。
アニメーターとして働く事を通じて2人の成長を描いている物語ですが……
ちょっと現実とリンクするような部分があるのは、
思い入れが深かった部分なのかな。
少しネタバレになりますが、最終話の展開は1話と同じです。
違うのはイチ乃の現実での立ち位置。
1話では憧れだった場所だったものの、
最終話では自分自身が居り、逆に憧れの対象となっていた……
1話からずっと見ていた人には印象に残るエンディングとなっています。
イチ乃・二太は回り道をしながらも
アニメが好き好きで……作り続ける道を選びました。
このような気持ちで作品を高めていける人が
業界にもっと増えればなと思いました。
(待遇もよくしないと駄目でしょうけどね)
少年画報社
石田 敦子(著)
発売日:2007-09-28
発送時期:通常24時間以内に発送
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