欲と陰謀とが渦巻く「LIAR GAME」……
ドラマ化もされましたが、5巻を読んでいて
本の方が理解がしやすいと感じられました。
という事で、興味を持った方は是非本で読んでいただきたい。
ここまで絶対的な存在であった主人公を助ける秋山でしたが、
同レベルの頭脳を持つライバル「ヨコヤ」の登場で
物語は緊迫の度を増してきました。
そしてライアーゲーム3回戦の「密輸ゲーム」が中盤戦に入り、
ここに来てゲームの本質が少しずつ露わになっていました。
秋山の属する南の国と、ヨコヤが恐怖支配する北の国との戦いは
5:5に近い均衡状態から、4:6、3:7と状況がどんどんと変わっていき、
それにつれて新たな戦略・駆け引きが出てきています。
しかしながら、まだこのゲームの「底」が見えていないように
感じられる事からも、「密輸ゲーム」の奥深さが感じられます。
集英社
甲斐谷 忍(著)
発売日:2007-09-19
発送時期:通常24時間以内に発送
おすすめ度:
真のライアーゲーム
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