この事故を語らずして、この試合の感想を書く事は出来ません。
ビルズのTEエバレット、脊髄損傷と瀕死の重傷
http://www.nfljapan.co.jp/season/news/070911_04.html
実際のプレイは第3Q最初のプレイ。
下のアドレスのハイライト映像にも入っていますが、
一見すると危険なタックルには見えません。
しかしエバレットは深刻な怪我を負ってしまいました……。
こればかりは不運が重なってしまったとしか言いようがありません。
エバレットに対してBUFの選手だけでなく
DENの選手も円陣に加わって祈る姿を見て
不覚にも涙を流してしまいました。
戦う相手とは言え、NFLに生き残ってきた戦友ですから
辛さも共有してしまうんだろうなぁ……。
それではこの下は感想です。
放送 G+
実況・新谷保志さん、解説・大橋誠さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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DEN
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3
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3
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6
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3
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15
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BUF
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7
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0
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7
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0
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14
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=REG1&game_id=29196
元BUFのエースRBトラヴィス・ヘンリーの移籍先がDEN、
この試合はBUFのホームですから、ヘンリーにとっては凱旋試合、
観客にとってはブーイングを浴びせる相手がやってきた事になります。
どちらのチームもバランス型のチーム作りをしていますが、
戦前の評判では、戦力的には圧倒的にDEN有利という組み合わせ。
しかしながらBUFの懸命のプレイで大接戦に、
最後の1プレイで勝負が決する凄い試合となりました。
劇的なサヨナラFGで勝利を飾ったDEN。
最後のドライブは見事でしたが、
詳しくはハイライト映像を見て頂きたい。
実況が絶叫してしまうのも理解できる凄い展開ですよ。
しかしながらもオフェンスの課題が多すぎ。
敵陣に入りながらもパント、FGミス×2、インターセプト。
さらにTDを奪えずFG2回と決定力の無さが原因で
終盤まで後手後手となってしまいました。
それでも勝ちきるあたりが試合巧者という感じがしますが。
ディフェンスはBUFの攻撃をほぼ零封、
さすがタレント揃いという感じの迫力あるディフェンスでした。
最大の問題はスペシャルチーム。
Kイーラムは2度のFGミス、最後の成功で帳消しでしょうけど
もっと点差が離されていたら敗因になっていた所でした。
そしてカバーチームも酷く、いきなりTDを許したり
好フィールドポジションを与えたりと散々でした。
ディフェンスがカバーしてくれたので事なきを得ましたが、
もっと強いチーム相手では致命傷になりかねません。
BUFは大金星目前で勝利を逃してしまいました。
頑張ったのはスペシャルチームとディフェンス。
スペシャルチームはリターンTDだけでなく
フィールドポジションの争いでも優位に立たせてくれました。
ディフェンスも470ヤードも進まれたにもかかわらず、
最後の一戦での堅い守りが光り、TDを1つしか与えませんでした。
このレベルの働きを続けるのは難しいでしょうけど、
これからに期待が持てる要素になったと思われます。
しかし……拙かったのがオフェンス陣。
唯一RBマーショウン・リンチが19回 90ヤードと奮闘していましたが、
パス攻撃が散々の出来で獲得は97ヤードのみ、
これでは他がいくら頑張っても勝つのは難しいです。
よくここまで接戦になったと思いますよ。
オフェンスの形が全く出来ていないので、ここが改善できないと
これから先の長いシーズンを戦い抜いてはいけないと思います。
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