Etapa 9 Huesca - Estación de esquí Cerler【167.6 km】
http://www.lavuelta.com/07/espanol/recorrido/etapa9.html?e=9
最後に約40kmの長い登りが待ち受ける、2日連続スキー場ゴールの1日目。
緩やかながらも長い坂なので、実力差がそのままタイム差に表れる
厳しさを持ち合わせるステージです。
今日の実況は白戸太朗さん、解説は菊田潤一さん。
放送開始時点では、12人が逃げており130km手前を走行中。
大集団との差は1分強と大きな差は付いていませんでした。
もう最後の登りEstación de Esquí Cerlerは目前。
実際には121km地点からだらだらと登り続ける事となるのですが、
もうその上り坂には入ってしまっています。
最後の12.6kmは最大標高差707m 平均勾配5.5% 最大勾配9.5%と
30kmだらだら登ってきた選手たちに
追い討ちをかけるような厳しい坂となっています。
残り20km地点手前で、大集団に吸収されそうな逃げ集団から
ヴァノッティが仕掛けて単騎での逃げに入りました。
置いていかれた選手たちは残り13km地点付近で集団に吸収されました。
そしていよいよEstación de Esquí Cerlerの登りに突入。
登りはじめた直後に集団がペースアップ、
一気にヴァノッティを飲み込みました。
そしてマイヨ・オロのデヴォルデルが遅れ始める驚きの展開、
昨日のTTに力を注ぎすぎたか?
集団はあっという間に20人ほどに絞られていきました。
その先頭集団からカスターノが抜け出し先頭に立ちました。
残り9kmのバナーを通過後、追い上げてきたモレーノが
先頭のカスターノをパスして先頭に立つと、
良いリズムでペダルを回し続けて快調に登っていきます。
追走集団にはメンショフが残っている中で総合4位のエヴァンスが脱落。
その追走集団はモレーノに追いつき吸収。
残り6kmのバナー付近でのピエポリの仕掛けで
サミュエル・サンチェスが脱落。
さらにサストレ、モスケーラが遅れ始め、
これでピエポリ、メンショフの先頭集団2人、
サストレ、モスケーラの第1追走集団、
さらにエフィムキン、エヴァンスの第2追走集団という形に。
この後残り4kmのバナーをくぐり、少し下った後最後の登りに突入。
この区間では前の2人が少しタイム差を広げてゴールへ、
最後はメンショフに譲られたピエポリが先頭でゴールラインを通過。
さすが山岳スペシャリストという走りを見せました。
マイヨ・オロを着ていたデヴォルデルは4分58秒遅れでゴール、
このステージだけで大きく遅れを取ってしまいました。
2位でゴールしたメンショフがマイヨ・オロを獲得、
タイム差を2分差以上に広げる会心のレースとなりました。
さらにコンビネーション賞も奪い取りました。
ポイント賞のフレイレ、山岳賞のマルティネスは変わらずでした。
・Etapa 9 個人成績
1位 4h 28m 22s レオナルド・ピエポリ(SDV)
2位 + 17s デニス・メンショフ(RAB)
3位 same time エセキエル・モスケーラ(KGZ)
全選手ステージ成績
http://www.lavuelta.com/07/espanol/resultados/etapa9.html?e=9
・Etapa 9 終了時 総合成績
1位 33h 54m 46s デニス・メンショフ(RAB)
2位 + 2m 01s ウラディミール・エフィムキン(GCE)
3位 + 2m 27s カデル・エヴァンス(PRL)
全選手個人成績 & ステージ成績 etc.
http://www.lavuelta.com/07/espanol/resultados/general9.html?e=9
今年最長の214kmに加え、2級×2、1級×1、
そして最後には超級頂上ゴールという最難関ステージ。
Etapa 9に続いて総合上位勢の激しい争いを期待したいです。
Etapa 10 Benasque - Andorra【214 km】
http://www.lavuelta.com/07/espanol/recorrido/etapa10.html?e=10
PR