Etapa 4 Langreo - Lagos de Covadonga【185.1 km】
http://www.lavuelta.com/07/espanol/recorrido/etapa4.html?e=4
前半は、第2・第3ステージのように山岳が点在するコースなのですが、
最後に最大13%超の坂を持つ山頂ゴールが控えている
今年のブエルタ初の山岳ステージ。
ここから優勝争いが始まります。
今日の実況は谷口広明さん、解説は永井孝樹さん。
放送開始時点では、35人の逃げ集団が2つ目の山岳である
3級山岳Alto de la Llamaの下りを走行中、
後方の集団とは4分34秒の差となっていました。
残りはもう50km、35人というのは逃げ集団としては大きく、
平地では逃げ切りかねない程の力を持つのですが、
この日は頂上ゴールなのでまだまだレースの行方は分かりません。
残り20kmを切り、逃げ集団から脱落者が出始めましたが、
追走する大集団で落車があったせいで
タイム差は2分30秒を切れていませんでした。
頂上ゴールとなるLagos de Covadongaは、
登坂距離12.6km 標高差1110m 平均勾配7.3%(最大13%)と
長い上に坂が急というブエルタらしいキツイ登り。
登坂が始まったとたんにシャヴァネルがアタックを仕掛け
逃げ集団から抜け出しました。
そしていきなりやってきた13%の厳しい登りで
逃げ集団も追走の大集団も一気に縦長になっていきました。
追走集団ではCSCがコントロールしペースアップ、
逃げ集団からこぼれた選手を次々と抜き去っていきます。
さらに最初にアタックを決めたシャヴァネルに代わって
エフィムキンが先頭に立ち、力強い走りで坂を登っていきます。
残り9kmの時点で、有力選手が属する追走集団とは2分20秒差。
追走の人数はかなり多いのですが、タイム差はなかなか縮まりません。
そして追走集団の中からサストレが仕掛けます。
この動きに対応できた有力選手はメンショフ、ピエポリのみ、
ゴメスマルチャンテ、ペレイロは置いていかれてしまいます。
抜け出したサストレ、メンショフ、ピエポリは
他の選手とはスピードが段違い……
逃げ集団から落ちてきた選手を次々とかわしていきます。
残り7km地点では、エフィムキンと追い上げる3人との差は1分58秒。
エフィムキンは単騎逃げながら、我慢の走りで差を詰めさせません。
追走集団では、残り6kmのバナーの手前でメンショフがアタック。
しかしこのアタックには他の2人がきちんと対応し潰します。
さらにメンショフは揺さぶりをかけますが、
他の2人は力を残しており、3人一段のまま進んでいきます。
残り1kmを切っても、先頭のエフィムキンと追走の3人の差は1分以上。
エフィムキンのペースは落ちる事無く、
そのまま山頂のゴールを駆け抜けていきました。
ピエポリ、デヴォルデル、メンショフ、シャヴァネル、サストレの
追走集団は1分06秒遅れでゴールとタイム差は最小限に食い止めた感じ。
しかしオスカル・ペレイロ(1分57秒差)、ゴメスマルチャンテ(2分23秒差)、
サムエル・サンチェス(2分29秒差)と、この辺りの選手は
少しタイム差を付けられた形となりました。
エフィムキンは総合トップのマイヨ・オロと
コンビネーション賞を獲得。
山岳賞のマルチネス、ポイント賞のフレイレは変わらずでした。
・Etapa 4 個人成績
1位 4h 39m 56s ウラディミール・エフィムキン(GCE)
2位 + 1m 06s レオナルド・ピエポリ(SDV)
3位 + 1m 06s ステイン・デヴォルデル(DSC)
全選手ステージ成績
http://www.lavuelta.com/07/espanol/resultados/etapa4.html?e=4
・Etapa 4 終了時 総合成績
1位 16h 02m 50s ウラディミール・エフィムキン(GCE)
2位 + 1m 06s デニス・メンショフ(RAB)
3位 + 1m 06s カルロス・サストレ(CSC)
全選手個人成績 & ステージ成績 etc.
http://www.lavuelta.com/07/espanol/resultados/general4.html?e=4
山岳ステージ2日目は、2級×3の後に1級と起伏が多いコース設定。
しかし最後の1級山岳頂上からゴールまで20kmあるので、
タイム差はつきにくそうですが……
それでも力の差が見えやすいコースだと思われます。
Etapa 5 Cangas de Onís - Reinosa【157.4 km】
http://www.lavuelta.com/07/espanol/recorrido/etapa5.html?e=5
PR