Etapa 1 Vigo - Vigo 【153.4 km】
http://www.lavuelta.com/07/espanol/recorrido/etapa1.html?e=p
今年の最後のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャが始まりました。
今年のブエルタは通常ステージからスタートという珍しい形。
3級山岳が2つありますが、最後の40kmは平坦基調なので
ゴールスプリントの争いとなりそうです。
今日の実況はSaschaさん、解説は小林徹夫さん。
放送開始時点では、先頭の3人が100km地点付近を走行中。
逃げていたのはシャンピオン、ルカトル、マルティネスの3人、
大集団とは2分強とあまり差は広がっていませんでした。
3級山岳Alto de Zamansの登りでマルティネスがアタック、
他の2人がついていけず単騎の逃げとなりました。
大集団は52秒差で山頂を通過、少し差が詰まるのが早いと感じたのか
少しペースを落としてマルティネスを泳がせます。
集団は逃げていたシャンピオン、ルカトルを残り25km付近で吸収。
この後、ゴールまであと1周となるスプリントポイントで
マルティネスと集団とのタイム差は1分04秒と、まだ泳がせている状態に。
スプリンターを擁するチームが集団をしっかりとコントロールし、
スプリントポイント直前で逃げから遅れた2人を吸収。
このスプリントポイントは2周後にゴール地点となる為、
アシストたちはじっくりとコースを下見している感じでペースダウン。
その隙を見逃さず、ロワがアタックを決めると
そのまま先頭のマルティネスまで一気に追いつきました。
これで逃げ集団は2人となりました。
ゴールまでの残り距離やタイム差が随時画面に出続けていた
ツール・ド・フランスを経験していたので、
ほとんどテロップが出なかったり、荒れ気味の画像が続く放送が
不親切に感じましたが……
スペインらしい放送だと納得してしまっていました。
でもそれで納得出来てしまうのはどうよ?
ゴール付近の周回コースに入ったレースですが、
最後の1周でまずマルティネスが脱落し集団に吸収。
最後まで逃げていたロワも残り7kmを切った所で追いつかれます。
カウンターアタックで飛び出したジルベールも程なく吸収され、
一団のままゴールスプリントに向かっていきます。
ゴール前では激しい位置取り争いが勃発。
しかし最終的にはミルラムが主導権を握り残り1kmに突入。
ミルラムがトレインを形成して、
完璧な形でペタッキを発射したのですが、
肝心のペタッキはスピードが乗らず。
その脇から綺麗に差し込んできたベンナーティが
ステージ優勝をかっさらいました。
ベンナーティは、ツールの最終ステージも勝っており
調子の良さを窺い知る事が出来ました。
逃げ集団に居たマルティネスが山岳賞ジャージを獲得。
コンチネンタルプロである、今日のコースを地元とするチーム
カルピン・ガルシアにとっては最高のスタートとなりました。
・Etapa 1 個人成績
1位 3h 43m 09s ダニエーレ・ベンナーティ(LAM)
2位 same time オスカル・フレイレ(RAB)
3位 same time アレッサンドロ・ペタッキ(MRM)
全選手ステージ成績
http://www.lavuelta.com/07/espanol/resultados/etapa1.html?e=1
Etapa 2は途中に山岳があるものの、後半は平坦基調。
今年は山岳ステージが早いので、
スプリンター達はこの前半の3ステージに力を注ぎ込むはず。
激しいスプリントに期待です。
Etapa 2 Allariz - Santiago de Compostela【148.7 km】
http://www.lavuelta.com/07/espanol/recorrido/etapa2.html?e=2
PR