コース断面図
http://canales.diariovasco.com/clasica-sansebastian/recorrido/
ツールから1週間しか経っていませんが、
もう次のレース放送が始まりました。
今回の放送されるのはクラシカ・サンセバスチャン、
スペイン北部、自転車競技が盛んな
バスク地方を舞台にしたワンデーレースです。
今日の実況はSaschaさん、解説は石黒誠司さん。
放送開始時点では、4人が逃げを決めており集団とは1分51秒差、
残り36.7kmと1級山岳ALTO DE JAIZKIBELの登りの途中、
このレース最大の山場を迎えていました。
追い上げている集団はペースが上がっているのか、
タイム差がどんどんと縮まっていきます。
しかしこのペースアップで選手が少しずつ脱落していき、
集団の人数は30名弱まで絞られました。
また逃げていた選手から1人が脱落し
1級山岳ALTO DE JAIZKIBELの山頂ではアルバジーニ、
アリエッタ、ヴァンデワールの3人となっていました。
山頂でのタイム差は集団まで58秒、
残りは約30kmという事で、逃げ切りの可能性も見えてきたかも。
しかし追走集団はさらにペースアップ。
3級山岳ALTO DE GURUTZEの登りで逃げていた3人を捕らえ
一団となったままALTO DE GURUTZEの山頂を通過します。
このままスプリント勝負に持ち込まれるかと思われましたが、
217kmにあるOIARTZUNのスプリントポイントを利用し、
ベルタニョッリ、ガラーテの2人が集団から抜け出しました。
ゴールまで10kmほどしか残していませんでしたが、
集団の方では牽制が入ってしまいます。
残り7kmで20秒だった逃げ2人と集団との差は、
残り5kmでは30秒以上まで差が開き、
逃げ2人の逃げ切り勝ちの可能性が高まってきました。
結局、集団はなかなかペースを上げられず、
残り2kmでも30秒以上の差を残してしまい、
これで優勝は逃げ2人の一騎打ちの形となりました。
残り1kmを切り、ガラーテがベルタニョッリの
お尻をポンと押す意味深な行動を……
そして最後のカーブを利用してガラーテがアタック、
2人きりのゴールスプリントがスタートしました。
まずはガラーテが先頭に立ちましたが、
ベルタニョッリが残り100mで差してそのままゴールイン。
勝者の証であるベレー帽を勝ち取りました。
ワンデーレースらしい激しい展開……
ツールのようなステージレースとは違った面白さが堪能できました。
・総合成績
1位 5h 12m 42s レオナルド・ベルタニョッリ(LIQ)
2位 same time フアンマヌエル・ガラーテ(QSI)
3位 same time アレハンドロ・バルベルデ(GCE)
全選手成績
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