étape 2 Dunkerque - Gand【168.5 km】
コース図 コース断面図
山岳ポイントが設定されていない、
ほとんど平坦なスプリンター向けのステージ。
昨日に続いて白熱のゴールスプリントが期待できそうです。
実況は谷口広明さん、ダブル解説は栗村修さん・三船雅彦さん。
放送開始時点では、ペレス、エルベ、シーベルクの3人が先行、
60km地点付近を走行中で、大集団とは約4分半の差が付いていました。
この後大集団はペースを落ち着かせて
一時は6分差までタイム差を広げさせたものの、
その後はしっかりとタイム差を管理していきます。
途中から空の映像が挿入される回数が増えてきました。
行く先に黒い雲がたちこめ稲光も落ちており、
この先の天気が心配されましたが……
残り55km地点でついに雨が降ってきてしまいました。
しかしながら、この後残り36km地点でフランク・シュレクが
落車してしまったものの、他には大きなアクシデントが起きないまま
レースは終盤戦へと突入していきます。
雨の為か集団の追い上げペースはやや鈍かったのですが、
レース終盤では雨も小降りになり集団は再加速。
しかし、残り3kmを過ぎた所で逃げていた3人を吸収して
ゴールスプリントへ向けての位置取り争いが激しくなった瞬間、
前から20番目付近で落車が発生。
多くの選手が巻き込まれてしまい、倒れた選手と自転車で
道が完全に封鎖されてしまう形となりました。
残り3kmを切ってからの落車だった為、
記録上は先頭グループと同タイムとはなりますが、
ゴールスプリントに参加できずステージ優勝のチャンスを逃した選手や、
落車によるダメージを受けた選手にとっては
大きな痛手となってしまう落車となりました。
この落車に巻き込まれなかった25人ほどがゴールスプリントへ。
クイックステップが4人でトレインを作って最後のストレートへ突入。
最後はスティーグマンスがエースのボーネンを引き上げ
2人が集団から抜け出しましたが……
アシストだったはずのスティーグマンスが
そのままゴールラインを通過しちゃいました。
ベルギーゴールのステージでベルギー人の1・2フィニッシュ、
観客にとってはたまらない結果となりました。
落車に巻き込まれた選手達は、足を止めてゴールスプリントを映像で観戦。
地元ベルギーのスティーグマンスが勝った為、
属するクイックステップの選手だけでなく、
観客も揃ってガッツポーズをしていたのが印象的でした。
この日は188人全てが同タイム扱いとなった為、
総合成績争いに変化はありませんでした。
しかしゴールスプリントで2位に入ったボーネンが、
ポイント賞争いでマキュワンを1点上回り
マイヨ・ヴェールを獲得しました。
山岳賞のミラー、新人賞のグセフは変わらずでした。
・étape 2 個人成績
1位 3h 48m 22s ヘルト・ステーグマン(QSI)
2位 same time トム・ボーネン(QSI)
3位 same time フィリッポ・ポッツァート(LIQ)
・étape 2 終了時総合成績
1位 8h 36m 13s ファビアン・カンチェッラーラ(CSC)
2位 + 13s アンドレアス・クレーデン(AST)
3位 + 21s デーヴィット・ミラー(SDV)
全選手個人成績 & ステージ成績 etc.(from J Sportsサイト)
étape 3は今大会最長の236.5km、
平坦基調なのでスプリント勝負の可能性は大ですが、
200km過ぎの4級山岳を上手く使えば逃げ切りも可能か?
étape 3 Waregem - Compiègne【236.5 km】
コース図 コース断面図
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