5. Etappe, Vaduz - Giubiasco(192.8km)
コース図(from 公式サイト)
1級山岳が有るとは言え、比較的おとなしめなコース。
山岳を上手く乗り越えたスプリンター達にとっては
最後の見せ所となるステージなので、
なんとかゴールスプリントに持ち込んでくるはず。
放送開始時点では、テンダムが単騎で逃げており、
1級山岳 Lukmanierpass の登坂途中の110km近くを走行中。
大集団とは8分40秒以上の差が付いていました。
1級山岳 Lukmanierpass の山頂では、
テンダムと集団との差は9分10秒。
まだ80km近くあるとは言え、結構微妙な差になってきたかも。
この日はフォトグラファーの砂田弓弦さんがゲスト解説に登場。
自転車ロードレースの中継中に、解説者などに名前を呼ばれている方です。
後ろ向きにオートバイに乗って写真を撮るのがルール違反である事など、
普段では聞けないカメラマンの立場からのコメントが面白かったですよ。
カルカーニの前輪の辺りにCCDカメラが付いており、
そのカメラからの映像で集団内の様子が見られたのですが、
選手同士が近い近い……プロの運転技術が垣間見える迫力映像。
さらにゴール直前では先頭を引いていたので、
あれは多くの人に見てほしい映像ですよ。
逃げていたテンダムですが、平坦基調になってから
差をあっという間に詰められてしまい、
残り20km地点では1分20秒差と射程圏内に捉えられてしまいます。
結局、残り13km地点で吸収され、一団となってゴールへ向かいます。
この後、アタックもありましたが成功までは至らず、
激しい位置取り争いをしながらゴールスプリントが始まりました。
最後はマキュワンが見事なロングスプリントでステージ優勝を獲得、
これでツールに向けて良いイメージが作れたかな。
多くの選手が集団ゴールしたのでタイム差が付かず
総合上位勢に変動はほとんどありませんでした。
・5. Etappe 個人成績
1位 4時間55分39秒 ロビー・マキュワン(PRL)
2位 same time ダニエル・ベンナーティ(LAM)
3位 same time エリック・ザベル(MRM)
・総合成績
1位 19時間28分03秒 フランク・シュレク(CSC)
2位 +49秒 ウラディミール・エフィムキン(GCE)
3位 +49秒 キム・キルシェン(TMO)
PR