4. Etappe, Nauders - Triesenberg(167.2km)
コース図(from 公式サイト)
スタートとゴール以外は、ほぼオーストリーを通るステージ。
ここもほぼ山頂ゴールのようなものなので、
総合順位に変動が出やすいコースと言えます。
そろそろ総合優勝争いの本命たちが出てくるかな?
放送開始時点で、ドゥーラン、デウェールトの2人が逃げており、
110kmの手前まで来ていました。
集団との差は5分半ほどと、ちょっとタイム差が少なすぎる感じか。
レースは大きな動きもなく淡々と進んでいきます。
昨日、集団が逃げ切りを許してしまった事から、
この日は早めに追撃を開始し、20kmを残して逃げ2人を吸収。
ここから一団のまま2級山岳 Steg/Malbun に突入します。
まずはミズロフがアタックを仕掛けたのをきっかけに
集団は崩れはじめ、総合トップのカンチェッラーラも遅れ始めます。
ミズロフが吸収された後しばらくは一団となっていましたが、
残り8kmを切ってからシモーニがアタックし再び集団が活性化。
これで先頭集団が10人ほどに絞られると、
そこからシュレクがペースを上げて一気に抜け出します。
置いていかれた選手達も一度はシュレクに追いついたのですが、
シュレクは追いつかれると同時に再びアタック、
これで完全に独走状態に入りました。
結局、シュレクはそのままゴールまで1人で逃げ切りステージ優勝。
2位のエフィムキンの32秒差をはじめ、
他の優勝候補にも大きな差をつける圧勝劇でした。
これでシュレクは総合トップも獲得、
総合優勝に向けて大きな一歩を踏み出した感じです。
・4. Etappe 個人成績
1位 4時間20分37秒 フランク・シュレク(CSC)
2位 +32秒 ウラディミール・エフィムキン(GCE)
3位 +42秒 ホセアンヘル・ゴメスマルチャンテ(SDV)
・総合成績
1位 14時間32分24秒 フランク・シュレク(CSC)
2位 +49秒 ウラディミール・エフィムキン(GCE)
3位 +49秒 キム・キルシェン(TMO)
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